コラム

「黒人以外が黒人の子供を養子にするな」と言われるけれど...

2020年10月05日(月)18時30分

A:必要な「準備」を全くせずに黒人の子供たちを養子に迎えた白人家庭について、ひどい話はたくさんあります。悲しい結末を迎えたり、養子にした子供たちを変わったペット扱いしている実態が明らかになったりして、白人が黒人の子供たちにとって「ふさわしい」親と見なされがちな状況が疑問視されることだってあります。

だからといって、あなたは間違ったことをしているわけではありません。反黒人感情が強い国で黒人の子供を育てるのは誰にとっても(黒人女性である私でも)簡単ではないけれど、黒人でなくても黒人の子供たちを健康に幸せに育てることはできるはず。人種的自己認識の発達や黒人の子供の育て方について黒人が書いた本を読む。黒人の友人たちに彼女を養子にする理由と不安や心配事について話し、ぜひ彼女の人生の1ページに加わってと伝える。黒人の生徒も多い学校を選ぶ。家中にブラックアートを飾る。子供部屋の本棚に黒人の少女が主人公の本を並べる。人種の違う子供を養子にした親たちのオンラインコミュニティーを探す。こうした「準備」に娘さんはいつかきっと感謝するはずです。

── ジャミラ・ルミュー(文化評論家)

©2020 The Slate Group

<本誌2020年9月1日号掲載>

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