コラム

「黒人以外が黒人の子供を養子にするな」と言われるけれど...

2020年10月05日(月)18時30分

A:必要な「準備」を全くせずに黒人の子供たちを養子に迎えた白人家庭について、ひどい話はたくさんあります。悲しい結末を迎えたり、養子にした子供たちを変わったペット扱いしている実態が明らかになったりして、白人が黒人の子供たちにとって「ふさわしい」親と見なされがちな状況が疑問視されることだってあります。

だからといって、あなたは間違ったことをしているわけではありません。反黒人感情が強い国で黒人の子供を育てるのは誰にとっても(黒人女性である私でも)簡単ではないけれど、黒人でなくても黒人の子供たちを健康に幸せに育てることはできるはず。人種的自己認識の発達や黒人の子供の育て方について黒人が書いた本を読む。黒人の友人たちに彼女を養子にする理由と不安や心配事について話し、ぜひ彼女の人生の1ページに加わってと伝える。黒人の生徒も多い学校を選ぶ。家中にブラックアートを飾る。子供部屋の本棚に黒人の少女が主人公の本を並べる。人種の違う子供を養子にした親たちのオンラインコミュニティーを探す。こうした「準備」に娘さんはいつかきっと感謝するはずです。

── ジャミラ・ルミュー(文化評論家)

©2020 The Slate Group

<本誌2020年9月1日号掲載>

ニューズウィーク日本版 AI兵士の新しい戦争
※画像をクリックすると
アマゾンに飛びます

2026年1月13号(1月6日発売)は「AI兵士の新しい戦争」特集。ヒューマノイド・ロボット「ファントムMK1」がアメリカの戦場と戦争をこう変える

※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら


プロフィール

スレート誌人生相談員

育児や家庭生活から人間関係、セックスまで、誰にも言えないあらゆる悩みに米作家やライターが答えます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

アングル:「高市ラリー」再開か、解散検討報道で思惑

ビジネス

トランプ米大統領、クレジットカード金利に10%の上

ビジネス

関税返還となった場合でも米財務省には十分な資金=ベ

ビジネス

NY外為市場=ドル上昇、米雇用統計予想下回る 円は
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:AI兵士の新しい戦争
特集:AI兵士の新しい戦争
2026年1月13日号(1/ 6発売)

ヒューマノイド・ロボット「ファントムMK1」がアメリカの戦場と戦争をこう変える

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 2
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した──台湾高官が分析
  • 3
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 4
    Netflix『ストレンジャー・シングス』最終シーズンへ…
  • 5
    【クイズ】アメリカを貿易赤字にしている国...1位は…
  • 6
    中国が投稿したアメリカをラップで風刺するAI動画を…
  • 7
    美男美女と話題も「大失敗」との声も...実写版『塔の…
  • 8
    決死の嘘が救ったクリムトの肖像画 ──ナチスの迫害を…
  • 9
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」は…
  • 10
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」は…
  • 1
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 2
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した──台湾高官が分析
  • 3
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 4
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」は…
  • 5
    次々に船に降り立つ兵士たち...米南方軍が「影の船団…
  • 6
    眠る筋力を覚醒させる技術「ブレーシング」とは?...…
  • 7
    ベネズエラの二の舞を恐れイランの最高指導者ハメネ…
  • 8
    「グリーンランドにはロシアと中国の船がうじゃうじ…
  • 9
    【クイズ】アメリカを貿易赤字にしている国...1位は…
  • 10
    日本も他人事じゃない? デジタル先進国デンマークが…
  • 1
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦載、海上での実戦試験へ
  • 2
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 3
    90代でも元気な人が「必ず動かしている体の部位」とは何か...血管の名医がたどり着いた長生きの共通点
  • 4
    ウクライナ水中ドローンが、ロシア潜水艦を爆破...「…
  • 5
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 6
    人口減少が止まらない中国で、政府が少子化対策の切…
  • 7
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した─…
  • 8
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【202…
  • 9
    「腸が弱ると全身が乱れる」...消化器専門医がすすめ…
  • 10
    『SHOGUN 将軍』の成功は嬉しいが...岡田准一が目指…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story