ニュース速報
ワールド

アゼルバイジャン大統領、欧米の自国石油産業への批判に反発

2024年11月13日(水)08時10分

 第29回国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP29)の開催国であるアゼルバイジャンのアリエフ大統領は11月12日、同国の石油・ガス産業が西側社会で批判を集めていることに強く反発した。写真はオープニングセレモニーでパフォーマンスを披露する子どもら。バクーで撮影(2024年 ロイター/Maxim Shemetov)

William James

[バクー 12日 ロイター] - 第29回国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP29)の開催国であるアゼルバイジャンのアリエフ大統領は12日、同国の石油・ガス産業が西側社会で批判を集めていることに強く反発した。

アリエフ氏はCOP29首脳級会合の基調演説で、アゼルバイジャンは「非常に組織的な中傷と脅迫運動」の犠牲になったと指摘。「COP29の議長として当然ながらわれわれはグリーン(エネルギー)移行を強く提唱するし、実行しつつある。しかし同時に現実的でなければならない」と訴えた。

さらに同氏は、アゼルバイジャンの石油とガスを「天与の資源」だと説明して「このような資源を保有し、市場に供給しているからといって、その国を責めるべきでない。なぜなら市場や人々が必要としているのだから」と強調した。

特に米国は世界最大の温室効果ガスの排出国ながら、世界最大の石油・ガス生産国で、欧州連合(EU)も2030年までの排出量削減目標を世界一厳しくしている半面、2022年のロシアによるウクライナ侵攻後、新たなガスの調達先を確保している。

アリエフ氏は、こうした米国とEUの姿勢を「二重基準だ」と非難した。

ロイター
Copyright (C) 2024 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

NY外為市場=ドル上昇、雇用統計受け利下げ観測後退

ビジネス

米国株式市場=ナスダックとダウ小幅安、堅調な雇用統

ビジネス

米労働市場は安定、インフレ「依然高すぎる」=クリー

ビジネス

ミランFRB理事、要請あれば「喜んで」続投
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:習近平独裁の未来
特集:習近平独裁の未来
2026年2月17日号(2/10発売)

軍ナンバー2の粛清は強権体制の揺らぎか、「スマート独裁」の強化の始まりか

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 2
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トランプには追い風
  • 3
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 4
    がんは何を食べて生き延びるのか?...「ブドウ糖」の…
  • 5
    一体なぜ? 中国でハリー・ポッターの「あの悪役」が…
  • 6
    【銘柄】「ソニーグループ」の株価が上がらない...業…
  • 7
    【独自取材】「氷上のシルクロード」を目指す中国、…
  • 8
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた…
  • 9
    まさに「灯台下暗し」...九州大学の研究チームが「大…
  • 10
    あなたの隣に「軍事用ヒト型ロボット」が来る日
  • 1
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた実験室」に...抗生物質の「不都合」な真実とは
  • 2
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 3
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 4
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トラン…
  • 5
    がんの約4割は、日々の取り組みで「予防可能」...予…
  • 6
    ビジネスクラスの乗客が「あり得ないマナー違反」...…
  • 7
    米戦闘機、空母エイブラハム・リンカーンに接近した…
  • 8
    グラフが示す「米国人のトランプ離れ」の実態...最新…
  • 9
    台湾発言、総選挙...高市首相は「イキリ」の連続で日…
  • 10
    【銘柄】「ソニーグループ」の株価が上がらない...業…
  • 1
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 2
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 3
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」と「フリース」に移った日
  • 4
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた…
  • 5
    海上自衛隊が水中無人機(UUV)を導入 中国の海軍拡…
  • 6
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を…
  • 7
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 8
    防衛省が「新SSM」の映像を公開、ノルウェー・コング…
  • 9
    中国で大規模な金鉱脈の発見が相次ぐ...埋蔵量は世界…
  • 10
    【クイズ】韓国を抜いて1位に...世界で最も「出生率…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中