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インドネシア貿易黒字、9月は予想上回る 輸入が減少
Stefanno Sulaiman Gayatri Suroyo
[ジャカルタ 16日 ロイター] - インドネシア統計局が16日発表した9月の貿易収支は34億2000万ドルの黒字と、予想を上回った。輸出の低迷が続いたが、輸入が予想以上に落ち込んだ。
ロイターがまとめた市場予想は21億3000万ドルの黒字だった。8月は31億2000万ドルの黒字。
一部のアナリストは、貿易黒字の拡大がルピアの対ドルでの下落を抑える要因になると指摘。インドネシア中央銀行が今週、政策金利を据え置くとの見方が改めて強まる可能性があると述べた。
輸出は国際商品価格の下落や世界貿易の低迷でここ数カ月減少している。パーム油、石炭、ニッケルなどの主要産品の輸出が落ち込んでいる。
9月の輸入は前年同月比12.45%減の173億4000万ドル。市場予想は5.50%減、8月は14.77%減だった。
通常飼料用として購入する食品産業廃棄物のほか、機械の輸入が減少した。
9月の輸出は前年同月比16.17%減の207億6000万ドル。市場予想は13.5%減、8月の輸出は21.21%減だった。
鉱業製品の輸出が前年比で40%以上減少した。