ニュース速報
ワールド
韓国、米と半導体輸出規制・補助金巡り協議 問題解決要請
9月22日、韓国は、米政府に対し半導体輸出規制や半導体投資への補助金を巡る不透明感を解消するよう要請したことを明らかにした。写真は韓国ピョンテクの港。2020年7月撮影(2023年 ロイター/Kim Hong-Ji)
[ソウル 22日 ロイター] - 韓国は22日、米政府に対し半導体輸出規制や半導体投資への補助金を巡る不透明感を解消するよう要請したことを明らかにした。
方文圭産業相が同日、グレーブス米商務副長官とソウルで会談した。
韓国のサムスン電子とSKハイニックスは、米半導体製造装置の対中輸出規制の適用が1年間免除されてきたが、この措置が来月に期限を迎える。米側は対応方針を明らかにしていない。
韓国産業通商資源省は声明で、方氏が輸出規制に関連する問題の解決に向けて米商務省に積極的な協力を求めたと述べた。
一方、米商務省は今年3月、国内の半導体投資を支援する「CHIPS法」について、補助金を受給する企業に求める条件を公表。中国での半導体製造能力拡張を10年間制限する内容などが盛り込まれた。
アナリストはこの件についてさらなる詳細が近く発表されるとみている。
関係者によると、テキサス州に半導体工場を建設中のサムスン電子は補助金受給に向けた主な申請を終え、年内にも結果が判明する可能性がある。