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太平洋島しょ国、福島原発の処理水放出で見解相違も=クック諸島
太平洋の島しょ国などで構成する太平洋諸島フォーラム(PIF)の議長国であるクック諸島のブラウン首相は8月23日、東京電力福島第1原発の処理水海洋放出について、国際的な安全基準に合致していると認識しているが、全ての太平洋島しょ国が同じ立場にあるわけではないと述べた。ソウルで5月29日に代表撮影(2023年 ロイター)
[シドニー 23日 ロイター] - 太平洋の島しょ国などで構成する太平洋諸島フォーラム(PIF)の議長国であるクック諸島のブラウン首相は23日、東京電力福島第1原発の処理水海洋放出について、国際的な安全基準に合致していると認識しているが、全ての太平洋島しょ国が同じ立場にあるわけではなく、PIFとしての見解が一致しない可能性があると述べた。
同首相は「複雑な問題だ」と表明。国際原子力機関(IAEA)が処理水の放出を監視すると述べた。
IAEAは先月、クック諸島を訪れ、処理水に関する報告書についてPIFに説明した。
フィジーのランブカ首相は21日、IAEAの報告書に基づき、処理水の海洋放出を支持すると表明している。
パプアニューギニア、フィジー、バヌアツ、ソロモン諸島、ニューカレドニアのカナク社会主義民族解放戦線(FLNKS)で構成する「メラネシアン・スピアヘッド・グループ(MSG)」は24日に福島原発の処理水放出について協議する。