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インドの投資判断引き上げ、新興国トップ=モルガン・スタンレー

8月3日のメモで米モルガン・スタンレーは、インド市場の投資判断を「イコールウエート」から「オーバーウエート」に引き上げた。写真は4月、ムンバイで撮影(2023年 ロイター/Francis Mascarenhas)
[ベンガルール 3日 ロイター] - 米モルガン・スタンレーは3日のメモで、インド市場の投資判断を「イコールウエート」から「オーバーウエート」に引き上げた。
アジア・新興国株式市場の新たな強気相場の始まりと位置付けた2022年10月と比べて株価が割安になっていると指摘した。
インドは新興国の好ましい市場で6位から1位に順位を上げたとし、海外からの資金流入、マクロの安定性、明るい企業業績見通しを理由に挙げた。
同社のアナリストは「1株利益(EPS)の持続的な拡大の長期的トレンドが(他の)新興国より優れている」との見方を示し、若い人口動態が対内株式投資に有利に働いていると分析した。
セクター別では金融、一般消費財、工業部門をオーバーウエートとし、ラーセン・アンド・トゥブロとマルチ・スズキの投資判断を「ADD(追加)」とした。
「インドをオーバーウエートに戻し、中国をイコールウエートに格下げすることは理にかなっている」とし、インド市場が中国市場よりも好調なのは構造的変化の兆候と指摘した。