ニュース速報

ワールド

カナダ、AIIBとの関係凍結 中国共産党支配の疑惑調査

2023年06月15日(木)12時11分

6月14日、カナダのフリーランド財務相は、中国が主導するアジアインフラ投資銀行(AIIB)との関係を凍結すると発表した。写真は北京のAIIB本部。2020年7月撮影(2023年 ロイター/Tingshu Wang)

[オタワ 14日 ロイター] - カナダのフリーランド財務相は14日、中国が主導するアジアインフラ投資銀行(AIIB)との関係を凍結すると発表した。AIIBが中国共産党に支配されているとの疑惑について調査する。

フリーランド氏は、調査の結果によっては、2018年3月に加盟したAIIBから脱退する可能性もあると示唆した。

AIIBのグローバル広報ディレクター(カナダ人)は14日、AIIBが「共産党に支配されている」と批判して辞任した。この批判についてAIIBは根拠がないと主張している。

フリーランド氏は記者団に「カナダ政府はAIIBにおける政府主導の業務を全て停止する。疑惑については財務省に即座に調査するよう指示した」と話した。

オタワの中国大使館は電子メールで、AIIBが中国共産党に支配されているという主張は全くの虚偽だと説明した。

*カテゴリーを追加します。

ロイター
Copyright (C) 2023 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

景気判断据え置き、4カ月連続 公共投資を下方修正=

ビジネス

日銀多角的レビュー、ノルム偏重の議論に吉川参与が苦

ビジネス

スウェーデン中銀、金利据え置き 年内利下げ想定3回

ビジネス

ソフトバンクG、出資する米AI企業と8月に新会社 
MAGAZINE
特集:小池百合子の最終章
特集:小池百合子の最終章
2024年7月 2日号(6/25発売)

「大衆の敵」をつくり出し「ワンフレーズ」で局面を変える小池百合子の力の源泉と日和見政治の限界

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「大丈夫」...アン王女の容態について、夫ローレンス卿が語る
  • 2
    爆破され「瓦礫」と化したロシア国内のドローン基地...2枚の衛星画像が示す「シャヘド136」発射拠点の被害規模
  • 3
    ロシア軍部隊を引き裂く無差別兵器...米軍供与のハイマースが禁断のクラスター弾を使った初の「証拠映像」がXに
  • 4
    衛星画像で発見された米海軍の極秘潜水艇「マンタレ…
  • 5
    ガチ中華ってホントに美味しいの? 中国人の私はオス…
  • 6
    白昼のビーチに「クラスター子弾の雨」が降る瞬間...…
  • 7
    「悪名は無名に勝る...」売名の祭典と化した都知事選…
  • 8
    貨物コンテナを蜂の巣のように改造した自爆ドローン…
  • 9
    傷ついて「帰国」したハイマース2台、ロシアにやられ…
  • 10
    偉大すぎた「スター・ウォーズ」の看板...新ドラマ『…
  • 1
    「何様のつもり?」 ウクライナ選手の握手拒否にロシア人選手が大激怒 殺伐としたフェンシング大会
  • 2
    偉大すぎた「スター・ウォーズ」の看板...新ドラマ『アコライト』を失速させてしまった「伝説」の呪縛
  • 3
    スカートたくし上げノリノリで披露...米大物女優、豪華ドレスと「不釣り合い」な足元が話題に
  • 4
    「大丈夫」...アン王女の容態について、夫ローレンス…
  • 5
    爆破され「瓦礫」と化したロシア国内のドローン基地.…
  • 6
    ロシア軍部隊を引き裂く無差別兵器...米軍供与のハイ…
  • 7
    アン王女と「瓜二つ」レディ・ルイーズ・ウィンザーっ…
  • 8
    衛星画像で発見された米海軍の極秘潜水艇「マンタレ…
  • 9
    韓国観光業界が嘆く「中国人が戻ってこない」理由
  • 10
    貨物コンテナを蜂の巣のように改造した自爆ドローン…
  • 1
    ラスベガスで目撃された「宇宙人」の正体とは? 驚愕の映像が話題に
  • 2
    ニシキヘビの体内に行方不明の女性...「腹を切開するシーン」が公開される インドネシア
  • 3
    ウクライナ水上ドローンが、ヘリからの機銃掃射を「回避」してロシア黒海艦隊に突撃する緊迫の瞬間
  • 4
    「世界最年少の王妃」ブータンのジェツン・ペマ王妃が…
  • 5
    接近戦で「蜂の巣状態」に...ブラッドレー歩兵戦闘車…
  • 6
    新型コロナ変異株「フラート」が感染拡大中...今夏は…
  • 7
    ヨルダン・ラジワ皇太子妃の「マタニティ姿」が美しす…
  • 8
    早期定年を迎える自衛官「まだまだやれると思ってい…
  • 9
    我先にと逃げ出す兵士たち...ブラッドレー歩兵戦闘車…
  • 10
    認知症の予防や脳の老化防止に効果的な食材は何か...…
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中