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米FDA、肥満治療用配合剤の安全リスクを警告

米食品医薬品局(FDA)は、デンマークの製薬会社ノボノルディスクの肥満治療薬「ウゴービ」や糖尿病治療薬「オゼンピック」などを使った配合剤の使用に伴う安全リスクについて警告した。写真は2020年8月、メリーランド州ホワイトオークで撮影(2023年 ロイター/Andrew Kelly)
[1日 ロイター] - 米食品医薬品局(FDA)は、デンマークの製薬会社ノボノルディスクの肥満治療薬「ウゴービ」や糖尿病治療薬「オゼンピック」などを使った配合剤の使用に伴う安全リスクについて警告した。
FDAは先月31日、ウゴービとオゼンピックの有効成分であるセマグルチドの配合剤を使用した患者の有害事象の報告を受けたと明らかにした。
配合剤は成分の混合や改変を行って個々の患者のニーズに合うよう作られたもの。
FDAは、配合剤については安全性、有効性、品質を審査しないと説明。承認された医薬品が利用できる場合は配合剤を使用しないよう求めた。
オゼンピックは、糖尿病患者でない人に減量目的で処方されたことも一因となり需要が拡大し、今年に入って一時、供給不足に陥った。