ウクライナ、政府高官さらに交代へ ＥＵ加盟交渉にらみ改革

　１月３１日、ウクライナのゼレンスキー大統領は、政府高官の交代はまだ終わっておらず、厳しい基準に沿って職務を遂行できない者は解任すると表明した。キーウで２０２２年１２月撮影（２０２３年　ロイター/Ukrainian Presidential Press Service）

[３１日 ロイター] - ウクライナのゼレンスキー大統領は３１日、政府高官の交代はまだ終わっておらず、厳しい基準に沿って職務を遂行できない者は解任すると表明した。

ゼレンスキー氏は先週、汚職疑惑の報道を受けて高官を相次ぎ解任し、不正を一切容認しない姿勢を強調した。

この日の演説では「役職の交代は現在落ち着いた状況だが、必要な措置を全て終えたわけではない」とし、「国や社会の重要な要求を満たさない者は職にとどまるべきでない」と述べた。

また、欧州連合（ＥＵ）加盟に向けた複雑な交渉を異例の速さで進める取り組みの一環として改革を計画していると明らかにした。ウクライナは２月３日にＥＵ当局者と会談する予定。