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北朝鮮、黄海へ弾道ミサイル4発 米戦略爆撃機が合同訓練参加

11月5日、韓国軍は、北朝鮮が5日午前に弾道ミサイル4発を黄海に向けて発射したと発表した。写真は北朝鮮国旗。2014年10月、ジュネーブで撮影(2022年 ロイター/Denis Balibouse)
[ソウル 5日 ロイター] - 韓国軍は5日、北朝鮮が同日午前に弾道ミサイル4発を黄海に向けて発射したと発表した。この日は米韓空軍の合同訓練最終日で、米軍の戦略爆撃機が参加した。
ミサイルは現地時間午前11時31分から11時59分(日本時間同)にかけて発射され、高度約20キロメートルを約130キロ飛行したとしている。
北朝鮮は今週、米韓軍の大規模合同空中訓練「ビジラント・ストーム」に反発し、弾道ミサイルや砲弾を連日発射。4日には、韓国と北朝鮮の事実上の国境である軍事境界線付近に北朝鮮軍機約180機が飛来し、韓国軍が戦闘機を緊急発進させていた。
5日の発射は、10月31日から実施していたビジラント・ストームが終了するタイミングだった。韓国軍合同参謀本部によると、訓練には戦闘機約240機のほか、米軍の「B─1B」戦略爆撃機2機が参加した。B─1Bが投入されるのは2017年以来で、「北朝鮮によるいかなる挑発にも断固対応する韓米の統合防衛能力と決意、拡大抑止への強いコミットメントを実行する米国の意志を示すものだ」(韓国軍)としている。