ペロシ氏訪台なら中米関係損なう＝中国国連大使

　８月１日、中国の張軍国連大使は、ペロシ米下院議長が台湾を訪問すれば中米関係を損なうと述べた。写真はニューヨークの国連で４月撮影（２０２２年　ロイター／Andrew Kelly）

[国連 １日 ロイター] - 中国の張軍国連大使は１日、ペロシ米下院議長が台湾を訪問すれば中米関係を損なうと述べた。

複数の関係者によると、ペロシ氏は２日に台湾を訪問する見通し。

張氏は会見で「そのような訪問は明らかに非常に危険であり、挑発的だ」と指摘し「訪問が行われれば、中国と米国の関係も損なわれることになる」と述べた。

前回１９９７年に当時の米下院議長が訪台した際とは、比較にならないとも述べた。

「台湾の状況は、一部の外部勢力の支援を受けて変化している」とし「台湾の独立傾向はさらに進んでいる。もし、われわれがそれを止めるために適切で力強い行動を取らなければ、状況はさらに制御不能になるかもしれない」と述べた。

その上で、バイデン米大統領が先週の中国の習近平国家主席との電話会談で再度表明した「１つの中国」政策を堅持するよう要請した。

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