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国連幹部、対ミャンマー制裁呼びかけ 民主活動家らの死刑執行で
ミャンマー人権状況に関する国連の特別報告者を務めるトム・アンドリュース氏は25日、軍事政権が民主活動家(写真)4人を処刑したことを受け、国連安全保障理事会でミャンマーに対する経済制裁や武器禁輸などを含む強力な決議を行うよう、各国に呼びかけた。 提供写真(2022年 ロイター/MRTV/Handout via REUTERS )
[ジュネーブ 25日 ロイター] - ミャンマー人権状況に関する国連の特別報告者を務めるトム・アンドリュース氏は25日、軍事政権が民主活動家4人を処刑したことを受け、国連安全保障理事会でミャンマーに対する経済制裁や武器禁輸などを含む強力な決議を行うよう、各国に呼びかけた。
民主活動家4人はテロ対策法と刑法に基づき起訴され、刑務所の手続きの下で死刑が執行されたという。いつ執行したかは明らかになっていない。
これにどう対応すべきかとの質問に対し、アンドリュース氏は「最初かつ最良の選択肢は、国連安全保障理事会で、非難決議だけでなく明確な戦略的行動や経済制裁、武器禁輸などの強い決議を可決」し、国際刑事裁判所に付託することだと述べた。
また、目標金額の10%しか調達できていない人道的支援を強化するとともに、民主派勢力の「挙国一致政府(NUG)」と連携して軍事政権を弱体化させるよう呼びかけた。