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イランへの武力行使、核兵器保有阻止の「最終手段」=バイデン氏

2022年07月14日(木)10時06分

 7月13日、バイデン米大統領は、イランの核兵器保有を阻止するための「最後の手段」として武力を行使する考えを示した。同日、イスラエルのテルアビブで撮影(2022年 ロイター/Ammar Awad)

[ワシントン 13日 ロイター] - バイデン米大統領は、イランの核兵器保有を阻止するための「最後の手段」として武力を行使する考えを示した。中東歴訪に当たり行ったイスラエルのテレビ局「チャンネル12」とのインタビューが13日に放送された。

バイデン氏はこの中で、イランが核兵器を手に入れるのを防ぐという過去の発言は武力行使を意味するのかとの質問に「それが最後の手段であるなら、そうだ」と答えた。

イランのイスラム革命防衛隊(IRGC)の外国テロ組織(FTO)指定については、たとえ2015年のイラン核合意を台無しにすることになっても指定を継続する考えを示した。

イランは15年、欧米による経済制裁の緩和と引き換えに、核開発プログラムを制限することで米英独仏中ロの6カ国と合意。トランプ前米大統領は18年に合意から離脱し、イランに厳しい制裁を再び課したため、イランは合意に違反する動きを取っている。

合意復活に向けた協議で、イランはIRGCのテロ組織指定解除を要求したが、米国が核合意復活の範囲外だとして拒否し、交渉は決裂状態にある。

ロイター
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