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全米でLGBTQ+パレード、最高裁の中絶判断に抗議も

6月26日、LGBTQ+(性的少数者)の権利を訴える「プライド」パレードが週末に全米で実施され、参加者は人工妊娠中絶の憲法上の権利を覆す連邦最高裁判断に憤りを表明した。写真はニューヨーク・マンハッタンでのパレードのワンシーン(2022年 ロイター/Jeenah Moon)
[ニューヨーク/サンフランシスコ 26日 ロイター] - LGBTQ+(性的少数者)の権利を訴える「プライド」パレードが週末に全米で実施され、参加者は人工妊娠中絶の憲法上の権利を覆す連邦最高裁判断に憤りを表明した。
ニューヨーク市では虹色の服を着た大勢の人々が中絶権利擁護団体のパレード参加を歓迎。行進する人々は「共に。全ての人のために闘う」と書かれたピンクのサインを掲げていた。
LGBTQ擁護団体GLAADのサラ・ケイト・エリス氏は声明文で「中絶反対派とLGBTQ反対派は同じだ。どちらも私たちの体に対するコントロールを否定し、私たちがありのままに生きることを危険にさらしている」と訴えた。
テキサス州では、共和党のアボット知事が「ジェンダー・アファメーション・ケア(性別違和を抱える子どもへのケア)」の一部を児童虐待として起訴するよう求めている。
25日にパートナーとヒューストンのプライドパレードに参加したパトリック・スミス氏は「政府が私生活に口を出すべきではない」と強調。女性の中絶権がまずは否定されたとした上で、「われわれにも何が起きるのか不安だ」と語った。