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ロシアの攻撃激化へ、EU首脳会議控え=ウクライナ大統領

ウクライナのゼレンスキー大統領は、ロシアによる攻撃が今週激化するとの見方を示した。欧州連合(EU)がウクライナの加盟申請を支持するかどうかを議論する首脳会議を開くほか、ロシアが東部の制圧に向け攻勢を強めていることが背景。写真は、同大統領。2021年11月1日に英グラスゴーで撮影。(2022年 ロイター/Andy Buchanan/Pool via REUTERS)
[キーウ(キエフ) 20日 ロイター] - ウクライナのゼレンスキー大統領は、ロシアによる攻撃が今週激化するとの見方を示した。欧州連合(EU)がウクライナの加盟申請を支持するかどうかを議論する首脳会議を開くほか、ロシアが東部の制圧に向け攻勢を強めていることが背景。
ゼレンスキー氏は19日夜の演説で「今週は明らかにロシアが敵対的行動を強めることが予想される」と述べた。「われわれはそれに備えており、準備は整っている」と語った。
ウクライナは2月のロシアによる侵攻開始から4日後にEUに加盟を申請。EU欧州委員会は17日、ウクライナを「加盟候補国」として認定するよう勧告した。
EUは23─24日に開く首脳会議で欧州委の勧告を承認する見通しだ。
ロシアのプーチン大統領は17日、ウクライナのEU加盟に全く異存はないと述べた。しかし政府報道官は、特に加盟国間の防衛協力強化の観点からウクライナの加盟に向けた動きを注視していると語った。
ロシア国防省は19日、同国軍がウクライナ東部の要衝・セベロドネツクの南東約6キロにある村を掌握したと発表した。ウクライナ側はロシアが「部分的に」制圧したとしている。
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