ニュース速報

ワールド

ジョンソン英首相の支持率が急低下、過半数が辞任望む=世論調査

2021年12月13日(月)15時21分

 12月11日、英紙オブザーバーが報じた世論調査によると、ジョンソン英首相と同氏率いる保守党の支持率が急低下し、首相の辞任を求める有権者が過半数を超えた。首相官邸で12日撮影(2021年 ロイター/Kirsty O'Connor/Pool via REUTERS)

[ロンドン 11日 ロイター] - 英紙オブザーバーが11日報じた世論調査によると、ジョンソン英首相と同氏率いる保守党の支持率が急低下し、首相の辞任を求める有権者が過半数を超えた。

ジョンソン氏を巡っては、ダウニング街にある首相官邸の改修費用や、8月のアフガニスタン退避作戦で自らペットの退避を指示した疑惑などを巡りここ数週間で批判が強まっていた。これに追い打ちをかけたのが、2020年のロックダウン(封鎖措置)下に官邸でクリスマスパーティーが開かれたとの報道だった。

オブザーバーの委託でオピニウムが行った世論調査では、保守党の支持率は4ポイント低下の32%となった一方、野党・労働党は41%に上昇し、2014年以来の大幅なリードを得た。

ジョンソン首相の支持率から不支持率を引いた純支持率はマイナス35%と、2週間前から14ポイント低下。保守党が圧勝した2019年の総選挙以降で最低となった。また、有権者の57%が首相は辞任すべきだと回答、同比率は2週間前の48%から上昇した。

ロイター
Copyright (C) 2021 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

中ロ首脳、戦略的連携を確認 習氏は米ロの対話支持

ワールド

ハーベック氏、緑の党代表辞任へ 独総選挙敗北受け

ビジネス

独IFO指数、2月は横ばい 「新政権待ち」

ワールド

独総選挙で第1党の保守連合、連立協議を迅速に進める
MAGAZINE
特集:ウクライナが停戦する日
特集:ウクライナが停戦する日
2025年2月25日号(2/18発売)

ゼレンスキーとプーチンがトランプの圧力で妥協? 20万人以上が死んだ戦争が終わる条件は

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    細胞を若返らせるカギが発見される...日本の研究チームが発表【最新研究】
  • 2
    障がいで歩けない子犬が、補助具で「初めて歩く」映像...嬉しそうな姿に感動する人が続出
  • 3
    人気も販売台数も凋落...クールなEVテスラ「オワコン化」の理由
  • 4
    ティーバッグから有害物質が放出されている...研究者…
  • 5
    見逃さないで...犬があなたを愛している「11のサイン…
  • 6
    がん細胞が正常に戻る「分子スイッチ」が発見される…
  • 7
    口から入ったマイクロプラスチックの行く先は「脳」…
  • 8
    深夜の防犯カメラ写真に「幽霊の姿が!」と話題に...…
  • 9
    トランプが「マスクに主役を奪われて怒っている」...…
  • 10
    有害なティーバッグをどう見分けるか?...研究者のア…
  • 1
    口から入ったマイクロプラスチックの行く先は「脳」だった?...高濃度で含まれる「食べ物」に注意【最新研究】
  • 2
    がん細胞が正常に戻る「分子スイッチ」が発見される【最新研究】
  • 3
    人気も販売台数も凋落...クールなEVテスラ「オワコン化」の理由
  • 4
    細胞を若返らせるカギが発見される...日本の研究チー…
  • 5
    動かないのに筋力アップ? 88歳医大名誉教授が語る「…
  • 6
    障がいで歩けない子犬が、補助具で「初めて歩く」映…
  • 7
    朝1杯の「バターコーヒー」が老化を遅らせる...細胞…
  • 8
    7年後に迫る「小惑星の衝突を防げ」、中国が「地球防…
  • 9
    ビタミンB1で疲労回復!疲れに効く3つの野菜&腸活に…
  • 10
    「トランプ相互関税」の範囲が広すぎて滅茶苦茶...VA…
  • 1
    週刊文春は「訂正」を出す必要などなかった
  • 2
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる唯一の方法
  • 3
    【一発アウト】税務署が「怪しい!」と思う通帳とは?
  • 4
    口から入ったマイクロプラスチックの行く先は「脳」…
  • 5
    「健康寿命」を延ばすのは「少食」と「皮下脂肪」だ…
  • 6
    1日大さじ1杯でOK!「細胞の老化」や「体重の増加」…
  • 7
    がん細胞が正常に戻る「分子スイッチ」が発見される…
  • 8
    戦場に「北朝鮮兵はもういない」とロシア国営テレビ.…
  • 9
    世界初の研究:コーヒーは「飲む時間帯」で健康効果…
  • 10
    人気も販売台数も凋落...クールなEVテスラ「オワコン…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中