ニュース速報

ワールド

米ロ首脳が7日に会談、緊迫のウクライナ情勢協議へ

2021年12月05日(日)13時40分

 米国のバイデン大統領とロシアのプーチン大統領が、緊迫するウクライナ情勢を巡り、7日にオンライン会談を行うことになった。ジュネーブで6月撮影(2021年 ロイター/DENIS BALIBOUSE)

[ワシントン/モスクワ 4日 ロイター] - 米国のバイデン大統領とロシアのプーチン大統領が、緊迫するウクライナ情勢を巡り、7日にオンライン会談を行うことになった。

ホワイトハウスの声明によると、バイデン氏はウクライナ国境におけるロシア軍の活動に懸念を強調する見通し。また、戦略的安定やサイバー問題、地域的な課題についても取り上げられるという。

またロシア大統領府は、両国関係のほか、6月にジュネーブで行った首脳会談での合意事項の履行についても話し合われるとした。

ウクライナ国境付近には、9万4000人余りのロシア軍部隊が集結しているとされる。ウクライナのレズニコフ国防相は3日、情報機関の報告をもとに、ロシアが来年1月末に大規模な軍事攻勢を計画している可能性があると指摘。米当局者も同様の結論を出しているという。

ロシアのウシャコフ大統領補佐官(対外政策担当)は同日、プーチン大統領が会談で、北大西洋条約機構(NATO)の東方拡大を阻止するための保証を提案するなどと指摘。

これに対してバイデン氏は、ロシアが示すレッドライン(許容できない一線)は受け入れないと記者団に指摘。ロシアの侵攻を抑止するために包括的な対応を用意していると述べた。詳細は示さなかったが、米国は欧州の同盟国と連携して対ロシア追加制裁を検討している。

ロイター
Copyright (C) 2021 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

IAEA、イランに濃縮ウラン巡る報告求める決議採択

ワールド

ゼレンスキー氏、米陸軍長官と和平案を協議 「共に取

ビジネス

12月FOMCでの利下げ見送り観測高まる、モルガン

ワールド

トランプ氏、チェイニー元副大統領の追悼式に招待され
MAGAZINE
特集:世界も「老害」戦争
特集:世界も「老害」戦争
2025年11月25日号(11/18発売)

アメリカもヨーロッパも高齢化が進み、未来を担う若者が「犠牲」に

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「髪形がおかしい...」実写版『モアナ』予告編に批判殺到、そもそも「実写化が早すぎる」との声も
  • 2
    高速で回転しながら「地上に落下」...トルコの軍用輸送機「C-130」謎の墜落を捉えた「衝撃映像」が拡散
  • 3
    【銘柄】イオンの株価が2倍に。かつての優待株はなぜ成長株へ転生できたのか
  • 4
    ロシアはすでに戦争準備段階――ポーランド軍トップが…
  • 5
    幻の古代都市「7つの峡谷の町」...草原の遺跡から見…
  • 6
    アメリカの雇用低迷と景気の関係が変化した可能性
  • 7
    「まじかよ...」母親にヘアカットを頼んだ25歳女性、…
  • 8
    【クイズ】中国からの融資を「最も多く」受けている…
  • 9
    EUがロシアの凍結資産を使わない理由――ウクライナ勝…
  • 10
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」…
  • 1
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 2
    高速で回転しながら「地上に落下」...トルコの軍用輸送機「C-130」謎の墜落を捉えた「衝撃映像」が拡散
  • 3
    「999段の階段」を落下...中国・自動車メーカーがPR動画撮影で「大失態」、遺跡を破壊する「衝撃映像」にSNS震撼
  • 4
    「髪形がおかしい...」実写版『モアナ』予告編に批判…
  • 5
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後…
  • 6
    【銘柄】ソニーグループとソニーFG...分離上場で生ま…
  • 7
    【写真・動画】「全身が脳」の生物の神経系とその生態
  • 8
    筋肉の正体は「ホルモン」だった...テストステロン濃…
  • 9
    まるで老人...ロシア初の「AIヒト型ロボット」がお披…
  • 10
    「まじかよ...」母親にヘアカットを頼んだ25歳女性、…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 3
    英国で「パブ離れ」が深刻化、閉店ペースが加速...苦肉の策は「日本では当たり前」の方式だった
  • 4
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後…
  • 5
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 6
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」は…
  • 7
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 8
    高速で回転しながら「地上に落下」...トルコの軍用輸…
  • 9
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読…
  • 10
    「999段の階段」を落下...中国・自動車メーカーがPR…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中