ニュース速報

ワールド

米インフラ法案、上院が7日の最終採決目指す

2021年08月06日(金)15時32分

 米上院は、1兆ドル規模のインフラ投資法案について、7日の最終採決を目指す。5日も非公開で交渉を続けたが、法案の修正で合意できなかった。写真はワシントンえ1日撮影(2021年 ロイター/ELIZABETH FRANTZ)

[ワシントン 5日 ロイター] - 米上院は、1兆ドル規模のインフラ投資法案について、7日の最終採決を目指す。5日も非公開で交渉を続けたが、法案の修正で合意できなかった。

民主党のシューマー上院院内総務は「1日中、修正条項の採決を目指したが(共和党から)数々の反対意見が出た」と述べた。

同法案を巡っては、一部の共和党議員が国防総省の改革に数十億ドルを投じることを要求するなど、さまざまな上院議員から多岐にわたる要求が出ている。

仮想通貨に関する条項でも合意が成立していない。

インフラ投資法案の採決が終われば、上院は予算の枠組みに関する審議を開始する予定。民主党は3兆5000億ドル規模の「人的インフラ」法案の年内可決を目指している。

下院での法案可決も必要になる。下院では民主党が僅差で多数派を占めている。

一部の下院民主党幹部は、1兆ドルのインフラ投資法案について、気候変動対策が不十分だとの懸念を示している。

米議会予算局(CBO)は5日、上院で審議されている超党派のインフラ投資法案について、賛成派が主張するような事業の独立採算は見込めず、10年間で連邦財政赤字が2560億ドル膨らむとの見通しを示した。

これに対し、法案の推進派は赤字財政にはならないと反論している。

上院は来週から始まる予定の5週間の夏季休会前に作業をまとめたい考え。下院はすでに夏季休会に入っている。

ロイター
Copyright (C) 2021 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

NYの感謝祭パレード一時中断、親パレスチナのデモ参

ビジネス

ECB、12月に大幅な利下げの可能性残すべき=仏中

ワールド

バイデン氏、トランプ氏にメキシコ・カナダ関税の再考

ワールド

メキシコ大統領、トランプ氏との電話協議で「関税は議
MAGAZINE
特集:老けない食べ方の科学
特集:老けない食べ方の科学
2024年12月 3日号(11/26発売)

脳と体の若さを保ち、健康寿命を延ばす──最新研究に学ぶ「最強の食事法」

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「時間制限食(TRE)」で脂肪はラクに落ちる...血糖値改善の可能性も【最新研究】
  • 2
    「1年後の体力がまったく変わる」日常生活を自然に筋トレに変える7つのヒント
  • 3
    リュックサックが更年期に大きな効果あり...軍隊式トレーニング「ラッキング」とは何か?
  • 4
    ペットの犬がヒョウに襲われ...監視カメラが記録した…
  • 5
    バルト海の海底ケーブル切断は中国船の破壊工作か
  • 6
    トランプを勝たせたアメリカは馬鹿でも人種差別主義…
  • 7
    「このまま全員死ぬんだ...」巨大な部品が外されたま…
  • 8
    日本を標的にする「サイバー攻撃者」ランキング 2位…
  • 9
    谷間が丸出し、下は穿かず? 母になったヘイリー・ビ…
  • 10
    NewJeansはNewJeansじゃなくなる? 5人と生みの親ミ…
  • 1
    寿命が延びる、3つのシンプルな習慣
  • 2
    「1年後の体力がまったく変わる」日常生活を自然に筋トレに変える7つのヒント
  • 3
    寿命が5年延びる「運動量」に研究者が言及...40歳からでも間に合う【最新研究】
  • 4
    北朝鮮は、ロシアに派遣した兵士の「生還を望んでい…
  • 5
    「このまま全員死ぬんだ...」巨大な部品が外されたま…
  • 6
    「ダイエット成功」3つの戦略...「食事内容」ではな…
  • 7
    日本人はホームレスをどう見ているのか? ルポに対す…
  • 8
    リュックサックが更年期に大きな効果あり...軍隊式ト…
  • 9
    ロシア西部「弾薬庫」への攻撃で起きたのは、戦争が…
  • 10
    プーチンはもう2週間行方不明!? クレムリン公式「動…
  • 1
    朝食で老化が早まる可能性...研究者が「超加工食品」に警鐘【最新研究】
  • 2
    北朝鮮兵が「下品なビデオ」を見ている...ロシア軍参加で「ネットの自由」を得た兵士が見ていた動画とは?
  • 3
    寿命が延びる、3つのシンプルな習慣
  • 4
    「1年後の体力がまったく変わる」日常生活を自然に筋…
  • 5
    朝鮮戦争に従軍のアメリカ人が写した「75年前の韓国…
  • 6
    自分は「純粋な韓国人」と信じていた女性が、DNA検査…
  • 7
    北朝鮮兵が味方のロシア兵に発砲して2人死亡!? ウク…
  • 8
    「会見拒否」で自滅する松本人志を吉本興業が「切り…
  • 9
    足跡が見つかることさえ珍しい...「超希少」だが「大…
  • 10
    ロシア陣地で大胆攻撃、集中砲火にも屈せず...M2ブラ…
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中