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原油先物は上昇、在庫減少や需要見通し改善で
6月16日 アジア時間の原油価格は上昇。北海ブレント先物は5営業日続伸している。原油在庫の減少や需要回復への期待が支援となっている。写真は2019年4月、山東省の青島港で撮影(2021年 ロイター/Jason Lee)
[東京 16日 ロイター] - アジア時間の原油価格は上昇。北海ブレント先物は5営業日続伸している。原油在庫の減少や需要回復への期待が支援となっている。
0200GMT(日本時間午前11時)時点で、北海ブレント先物は0.69ドル(0.9%)高の1バレル=74.68ドル。前日は1.6%高だった。米WTI原油先物は0.66ドル(0.9%)高の1バレル=72.78ドル。前日は1.7%上昇していた。
OANDAのシニア市場アナリスト、エドワード・モヤ氏は「エネルギー関連以外のトレーダーも、原油価格が上昇し続けると見込んでいる」とし、「誰もが原油価格に対してかなり強気になっている。欧米やアジアの景気回復により、来年後半には新型コロナウイルス危機以前の水準まで需要が回復するとみられており、原油需要の見通しは非常に堅調だ」と述べた。
市場関係者によると、米石油協会(API)の直近の週間統計では、6月11日時点の国内原油在庫は前週比850万バレル減少した。ロイターがまとめたアナリストの予想は約330万バレル減だった。