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メルケル独首相の与党、12月4日の次期党首選を延期
10月26日、メルケル独首相の保守与党、キリスト教民主同盟(CDU)の執行委員会は、12月4日に予定されていた次期党首を選出する党大会を延期することを決めた。ベルリンで21日、代表撮影(2020年 ロイター)
[ベルリン 26日 ロイター] - メルケル独首相の保守与党、キリスト教民主同盟(CDU)の執行委員会は、12月4日に予定されていた次期党首を選出する党大会を延期することを決めた。新型コロナウイルス感染が拡大しているため。ツィーミアク幹事長が26日、明らかにした。
次期党首選の新たな日程は示されなかった。
メルケル首相は2021年10月までに実施される総選挙で再選を目指さない意向を表明しており、党首選の勝者が次期首相の座に最も近い候補になる。
次期党首には、西部ノルトライン・ウェストファーレン州のラシェット州首相、かつてメルケル氏のライバルだったフリードリヒ・メルツ元議員、外交政策通のノルベルト・レットゲン議員が名乗りを上げている。
世論調査で支持率トップのメルツ氏はウェルト紙に対し、「党の権力層」は党大会を延期することで、自身の選出を阻止しようとしていると批判。党大会をバーチャル開催し、郵便投票を行うべきだと主張した。
ツィーミアク幹事長は執行委員会が可能であれば12月14日の会合で党大会に関してデジタル開催などの選択肢を検討し、今後の手続きを決定するつもりだと説明。ただ、デジタル開催は憲法改正が必要になる可能性が高いと述べた。
CDUのクランプカレンバウアー党首は2月にメルケル氏の後継者は目指さず、党首を退く意向を表明した。