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タイ銃乱射、29人死亡 立てこもりの兵士は射殺
2月9日、タイ東北部ナコンラチャシマ県で起きた乱射事件で、治安当局はショッピングモールで立てこもりを続けていた陸軍兵士の男を射殺した。この乱射事件では、少なくとも29人が死亡、57人が負傷した。写真は運び出される治安部隊当局者。9日撮影(2020年ロイター/Athit Perawongmetha)
[ナコンラチャシマ(タイ) 9日 ロイター] - タイ東北部ナコンラチャシマ県で起きた乱射事件で、治安当局は9日、ショッピングモールで立てこもりを続けていた陸軍兵士の男を射殺した。この乱射事件では、少なくとも29人が死亡、57人が負傷した。
警察によると、容疑者は、地元の基地に所属するジャカパン・トンマ容疑者(32)。約12時間にわたりショッピングモールにたてこもり、犠牲者の大半はショッピングモールにいた買い物客など。
プラユット首相は記者会見で、容疑者の部隊長の親戚との間のもめごとが犯行の理由だと説明した。
現場は首都バンコクの北東約250キロ。現地時間8日午後3時(日本時間同5時)頃に容疑者は基地で上官らを銃撃して射殺し、車で逃走、その後、ショッピングモールに押し入った。
陸軍指揮官によると、容疑者は基地から銃や銃弾、軍用車などを盗み、犯行に使用した。
事件が起きる数時間前には、自身のフェイスブックに「不正行為により金持ちになり、他の人を利用している」などと批判的なメッセージを投稿をしていた。また、犯行中にもフェイスブックを更新していたが、その後、投稿は削除された。
タイでは、反政府活動が長引く南部を除き、銃乱射事件はまれ。
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