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香港など巡る米の中国批判、相互信頼損ねている=王毅外相
12月13日、中国の王毅外相(写真)は、香港やイスラム教少数民族ウイグル族の問題を巡り米国が中国政府を批判していることに関連し、米国は努力の末に築かれた米中間の信頼を損ねていると批判した。(2019年 ロイター/Jason Lee)
[北京 13日 ロイター] - 中国の王毅外相は13日、香港やイスラム教少数民族ウイグル族の問題を巡り米国が中国政府を批判していることに関連し、米国は努力の末に築かれた米中間の信頼を損ねていると批判した。
北京で開かれている国際関係と外交政策に関する年次会合で述べた。
また、様々な国際的な場で米国は中国の社会制度や発展の道筋、相互に有益な他国との協力を中傷し、あらゆる根拠のない罪で中国を告発していると強調した。
王毅外相は「こうした行動は妄想に近い。国際的なやり取りでは実にまれな行動で、努力の末に築かれた米中間の相互信頼の基礎を深く傷つけると同時に、国際社会における米国の信用を大きく低下させている」と述べた。
また、両国間には解決すべき根深い問題があり、こうした問題が米中関係の将来に一段と厳しい課題をもたらしていると指摘した。
香港の反政府デモや新疆ウイグル自治区におけるイスラム教少数民族ウイグル族の扱いを巡り、米中間では緊張が高まっている。
王毅外相は「香港の問題に干渉する外部勢力に断固抵抗」し、デモを支援する「黒い手」を断ち切ると言明した。
*内容を追加しました。