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ルノー次期CEO選び、国籍より経験や実績が重要に=仏政府高官

2019年10月16日(水)10時54分

 10月15日、フランスのパニエリュナシェール経済財務副大臣は15日、自動車大手ルノーの次期最高経営責任者(CEO)の選定基準について、国籍よりも企業の抜本的な改革を手掛けた経験や、業界における実績が重要になると強調した。パリで撮影(2019年 ロイター/Benoit Tessier)

[パリ 15日 ロイター] - フランスのパニエリュナシェール経済財務副大臣は15日、自動車大手ルノーの次期最高経営責任者(CEO)の選定基準について、国籍よりも企業の抜本的な改革を手掛けた経験や、業界における実績が重要になると強調した。

ルノーは先週、ティエリー・ボロレCEOの解任を決定するとともに次期CEO選びを開始。トップ交代によって、日産自動車<7201.T>との関係修復・強化を目指したい考えだ。フランス政府はルノーの株式15%を保有し、取締役会のメンバーとして人選に関しても発言権を有している。

パニエリュナシェール氏は、やはり政府が株主となっているエールフランスのCEOにエア・カナダでトップを務めたベンジャミン・スミス氏を起用した例を挙げて、「われわれがエールフランスのかじ取り役に最もふさわしい誰かを探さなければならなかった際にも、フランス人でないが非常に素晴らしい人物を得た」と指摘。ルノーに関しても、大きな変革局面にある同社を円滑に運営し、日産との連携で適切に自らの役割を果たせる人こそが、次期CEOに求められる一番の条件だとの見方を示した。

ロイター
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