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米大統領、犯罪組織MS13対策に協力しない国への支援削減を警告
5月23日、トランプ米大統領(写真)は、犯罪組織「MS13(マラ・サルバトルチャ)」のメンバーが米国に不法入国するのを阻止する対策を講じていない諸外国に対し、経済支援を削減する計画を進めていると警告した。写真はワシントンで1月撮影(2018年 ロイター/Jonathan Ernst)
[ベスページ(米ニューヨーク州) 23日 ロイター] - トランプ米大統領は23日、犯罪組織「MS13(マラ・サルバトルチャ)」のメンバーが米国に不法入国するのを阻止する対策を講じていない諸外国に対し、経済支援を削減する計画を進めていると警告した。
トランプ氏はニューヨーク州ロングアイランドで開かれたイベントで「支援構造全体について検証している。かなり徹底的に変えることになる」と述べた。
MS13はロサンゼルスで1980年代に結成され、国際的犯罪組織に拡大。米司法省によると、世界に3万人のメンバーが存在し、そのうち1万人が米国にいる。
MS13対策は、トランプ大統領が不法移民の流入阻止に向けて打ち出した主要な政策の1つ。
MS13のメンバー出身国に対する支援削減について詳細は明らかにしなかったが、罰則は大規模なものになると警告。対象国は特定しなかった。
「特定の国から1人が入国するごとに、ある程度大きな額を減らす方向で検討することになる」と語った。