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米支援のシリア民兵組織、IS拠点ラッカの奪還作戦を開始
6月6日、米国が支援するシリアの民兵組織「シリア民主軍」(SDF)は、過激派組織「イスラム国」(IS)がシリアの本拠地とする北部ラッカの奪還作戦を開始したと明らかにした。写真はラッカへ向かうシリア民主軍の兵士たち。(2017年 ロイター/RODI SAID)
[HUKOUMIYA(シリア)/ベイルート 6日 ロイター] - 米国が支援するシリアの民兵組織「シリア民主軍」(SDF)は6日、過激派組織「イスラム国」(IS)がシリアの本拠地とする北部ラッカの奪還作戦を開始したと明らかにした。
SDFの報道官はロイターに対し、奪還作戦が5日に始まったとし、ISは「『首都』を死守する」構えのため激しい戦闘になるとの見方を示した。
米国が主導する有志連合について「この作戦の成功で大きな役割を持つ。有志連合の部隊はSDFと連携している」と述べた。
ISはラッカを2014年に制圧、同市を攻撃計画の拠点としてきた。有志連合は、ラッカ市内にいるIS戦闘員の数を3000─4000人程度としている。
SDFにはシリアのクルド人部隊、クルド人民防衛隊(YPG)が含まれる。米国は先週、ラッカ奪還に向けてYPGに武器供与を開始したと明らかにした。
ISのイラク側の拠点である北部モスルでも、同市をISから奪還する作戦が最終局面を迎えている。