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中国の軍事的脅威が高まっている=台湾防衛白書

2017年03月15日(水)14時30分

 3月15日、ロイターが入手した台湾の「4年ごとの国防計画見直し2017年版」によると、台湾は、中国による軍事的脅威が高まっているとの認識を示している。写真は昨年4月、台北の自由広場で台湾国旗を下げる台湾軍儀仗兵(2017年 ロイター/Tyrone Siu)

[台北 15日 ロイター] - ロイターが入手した台湾の「4年ごとの国防計画見直し2017年版」によると、台湾は、中国による軍事的脅威が高まっているとの認識を示している。

16日に議会に提出される同文書は、台湾周辺地域での米国の今後の戦略的方向性を巡る不透明感や、日本による防衛力強化の影響、南シナ海での対立悪化の可能性についても指摘している。

文書は「中国の軍用機・船舶による台湾周辺での最近の活動は中国の軍事的脅威が引き続き高まっていることを示す」とし、台湾が自衛する重要性を強調。

台湾に軍事的な脅威をもたらすだけでなく、地域の安定にも悪影響を及ぼすとしている。

国防計画見直しは、昨年5月の蔡英文総統就任以降初めて。

台湾国防部(国防省に相当)からのコメントは得られていない。

ロイター
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