ニュース速報

ワールド

米最大労組AFL─CIO、クリントン氏支持を表明

2016年06月17日(金)17時03分

 6月16日、全米最大の労組である米労働総同盟産別会議(AFL─CIO)は、民主党の候補指名が確実となったヒラリー・クリントン氏を支持する立場を表明した。写真はオハイオ州で13日撮影(2016年 ロイター/Aaron Josefczyk)

[16日 ロイター] - 全米最大の労組である米労働総同盟産別会議(AFL─CIO)は16日、民主党の候補指名が確実となったヒラリー・クリントン氏を支持する立場を表明した。総力を上げ、加入50労組、組合員1250万人の票を集結するという。

AFL─CIOのトラムカ会長は声明で「ヒラリー・クリントン氏は証明された指導者であり、われわれと価値観を共有する。われわれは、照準を合わせた草の根の選挙キャンペーンを展開する。ドナルド・トランプ氏(が当選すれば)労働者家計に悲惨な結果がもたらされる以上、これを行わなければならない」と述べた。

通常、労組は民主党の指名候補が確定するまで支持を表明しないが、トラムカ会長は数カ月にわたり、トランプ氏が当選すれば労働者家計に破滅的な結果がもたらされると警告していた。

この表明を受けクリントン氏は、公共インフラへの支出拡大と学校環境改善に向けた取り組みを約束。さらに、最低賃金引き上げ、家族休暇手当ての支給、男女同水準賃金を表明した。

クリントン氏は声明で「大統領に当選したら、誇りをもってAFL─CIOとともに立つ。力ある中間層の構築に向け、権利と価値観の獲得に取り組む。労働者は常に、ホワイトハウスに席を用意され、擁護者をもつことになる」と述べた。

ロイター
Copyright (C) 2016 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

独ポルシェ、通期の業績予想引き下げ 第1四半期は中

ビジネス

HSBC、第1四半期は25%減益 関税巡る経済リス

ビジネス

ドイツ銀行、第1四半期は予想上回る39%増益 関税

ビジネス

独消費者信頼感、5月は改善 関税巡る不確実性なお重
MAGAZINE
特集:独占取材 カンボジア国際詐欺
特集:独占取材 カンボジア国際詐欺
2025年4月29日号(4/22発売)

タイ・ミャンマーでの大摘発を経て焦点はカンボジアへ。政府と癒着した犯罪の巣窟に日本人の影

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    日本史上初めての中国人の大量移住が始まる
  • 2
    MRI検査で体内に「有害金属」が残留する可能性【最新研究】
  • 3
    中国で「ネズミ人間」が増殖中...その驚きの正体とは? いずれ中国共産党を脅かす可能性も
  • 4
    日本旅行が世界を魅了する本当の理由は「円安」では…
  • 5
    ロシア国内エラブガの軍事工場にウクライナが「ドロ…
  • 6
    トランプの中国叩きは必ず行き詰まる...中国が握る半…
  • 7
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い…
  • 8
    【クイズ】米俳優が激白した、バットマンを演じる上…
  • 9
    パニック発作の原因の多くは「ガス」だった...「ビタ…
  • 10
    インド北部の「虐殺」が全面「核戦争」に発展するか…
  • 1
    日本旅行が世界を魅了する本当の理由は「円安」ではない
  • 2
    日本史上初めての中国人の大量移住が始まる
  • 3
    MRI検査で体内に「有害金属」が残留する可能性【最新研究】
  • 4
    ロシア国内エラブガの軍事工場にウクライナが「ドロ…
  • 5
    「スケールが違う」天の川にそっくりな銀河、宇宙初…
  • 6
    中国で「ネズミ人間」が増殖中...その驚きの正体とは…
  • 7
    【クイズ】「地球の肺」と呼ばれる場所はどこ?
  • 8
    教皇死去を喜ぶトランプ派議員「神の手が悪を打ち負…
  • 9
    私の「舌」を見た医師は、すぐ「癌」を疑った...「口…
  • 10
    使うほど脱炭素に貢献?...日建ハウジングシステムが…
  • 1
    【話題の写真】高速列車で前席のカップルが「最悪の行為」に及ぶ...インド人男性の撮影した「衝撃写真」にネット震撼【画像】
  • 2
    日本旅行が世界を魅了する本当の理由は「円安」ではない
  • 3
    健康寿命を伸ばすカギは「人体最大の器官」にあった...糖尿病を予防し、がんと闘う効果にも期待が
  • 4
    日本史上初めての中国人の大量移住が始まる
  • 5
    【心が疲れたとき】メンタルが一瞬で “最…
  • 6
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる…
  • 7
    間食はなぜ「ナッツ一択」なのか?...がん・心疾患・抜…
  • 8
    自らの醜悪さを晒すだけ...ジブリ風AIイラストに「大…
  • 9
    北朝鮮兵の親たち、息子の「ロシア送り」を阻止する…
  • 10
    【クイズ】世界で最も「半導体の工場」が多い国どこ…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中