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トルコ中銀、上限金利をより大幅に下げるべきだった=大統領側近
3月25日、トルコ中央銀行が24日の政策理事会で翌日物貸出金利を25ベーシスポイント引き下げたことについて、トルコのエルドアン大統領(写真)の側近は、もっと大幅に引き下げるべきだったとの見方を示した。アンカラで16日撮影(2016年 ロイター/Umit Bektas)
[アンカラ 25日 ロイター] - トルコ中央銀行が24日の政策理事会で翌日物貸出金利を25ベーシスポイント(bp)引き下げたことについて、トルコのエルドアン大統領の側近は25日、もっと大幅に引き下げるべきだったとし、25bpの下げ幅では経済への影響という点で十分ではない、との見方を示した。
側近のセミル・エルテム氏は、地元テレビの番組で、同金利を75bp引き下げていれば、金融市場により好感されただろうと指摘した。
トルコ中銀は24日の理事会で、主要政策金利を13カ月連続で据え置く一方で、上限金利である翌日物貸出金利は25bp引き下げた。
翌日物貸出金利の引き下げは象徴的な行動であり、エコノミストらは、エルドアン大統領からの政治圧力をかわすため、と指摘している。
24日はバシュチュ総裁にとって現在の任期における最後の理事会だった。来月19日の任期満了後も続投するのか市場は注目している。