ニュース速報

ワールド

原油増産凍結めぐり4月にドーハで会合、イラン抜きでも開催へ

2016年03月16日(水)23時48分

 3月16日、石油輸出国機構(OPEC)筋によると、OPEC加盟の湾岸諸国を含む複数の産油国は、増産凍結をめぐる協議をイラン抜きで4月に開催する案を依然支持している。写真はソウルで2011年4月撮影(2016年 ロイター/Lee Jae Won)

[ 16日 ロイター] - 石油輸出国機構(OPEC)筋によると、OPEC加盟の湾岸諸国を含む複数の産油国は、増産凍結をめぐる協議をイラン抜きで4月に開催する案を依然支持している。

カタールのアル・サダ・エネルギー相は声明で、OPECと非加盟産油国が4月17日にカタールの首都ドーハで会合を開くと明らかにした。2月にサウジやロシアなど主要産油国が合意した原油増産凍結について協議する。

同相は「世界の原油生産の73%程度を占めるOPEC、および非加盟の約15の産油国がこの取り組みに賛同している」とした。

ロシアのノバク・エネルギー相も14日、イラン抜きで4月に合意が成立する可能性があると発言している。

あるOPEC筋は「(イランの不参加は)一歩後退だが、必ずしも前向きな雰囲気を変えるものではない。主要産油国の間で会議開催をめぐる協議が続いている」と述べた。

イランは、制裁導入前の産油量を回復するまで増産凍結協議に参加しない姿勢を示している。

別のOPEC筋は、原油相場が1月の安値から持ち直す中、回復基調を阻害しないためにも合意を撤回することは難しいだろうと話した。

*内容を追加します。

ロイター
Copyright (C) 2016 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

ロシア、トルコ大統領のクリミア返還論に同意せず=大

ワールド

ロシア、中国製エンジン搭載の無人機製造 ウクライナ

ビジネス

米消費者のローン滞納は横ばい傾向に、「良い兆候」と

ワールド

ベネズエラ、スペイン国防相の「独裁」発言受け大使召
MAGAZINE
特集:ニュースが分かる ユダヤ超入門
特集:ニュースが分かる ユダヤ超入門
2024年9月17日/2024年9月24日号(9/10発売)

ユダヤ人とは何なのか? なぜ世界に離散したのか? 優秀な人材を輩出した理由は? ユダヤを知れば世界が分かる

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「LINE交換」 を断りたいときに何と答えますか? 銀座のママが説くスマートな断り方
  • 2
    「もはや手に負えない」「こんなに早く成長するとは...」と飼い主...住宅から巨大ニシキヘビ押収 驚愕のその姿とは?
  • 3
    33店舗が閉店、100店舗を割るヨーカドーの真相...いつしか「懐かしいだけの、美しい記憶の中の存在」に
  • 4
    北朝鮮、泣き叫ぶ女子高生の悲嘆...残酷すぎる「緩慢…
  • 5
    キャサリン妃、化学療法終了も「まだ完全復帰はない…
  • 6
    森ごと焼き尽くす...ウクライナの「火炎放射ドローン…
  • 7
    世界に離散、大富豪も多い...「ユダヤ」とは一体何な…
  • 8
    公的調査では見えてこない、子どもの不登校の本当の…
  • 9
    アメリカの住宅がどんどん小さくなる謎
  • 10
    「棺桶みたい...」客室乗務員がフライト中に眠る「秘…
  • 1
    「LINE交換」 を断りたいときに何と答えますか? 銀座のママが説くスマートな断り方
  • 2
    「まるで別人」「ボンドの面影ゼロ」ダニエル・クレイグの新髪型が賛否両論...イメチェンの理由は?
  • 3
    「もはや手に負えない」「こんなに早く成長するとは...」と飼い主...住宅から巨大ニシキヘビ押収 驚愕のその姿とは?
  • 4
    【現地観戦】「中国代表は警察に通報すべき」「10元…
  • 5
    「令和の米騒動」その真相...「不作のほうが売上高が…
  • 6
    森ごと焼き尽くす...ウクライナの「火炎放射ドローン…
  • 7
    国立西洋美術館『モネ 睡蓮のとき』 鑑賞チケット5組…
  • 8
    強烈な炎を吐くウクライナ「新型ドローン兵器」、ロ…
  • 9
    メーガン妃の投資先が「貧困ポルノ」と批判される...…
  • 10
    メーガン妃が自身の国際的影響力について語る...「単…
  • 1
    「LINE交換」 を断りたいときに何と答えますか? 銀座のママが説くスマートな断り方
  • 2
    ウクライナの越境攻撃で大混乱か...クルスク州でロシア軍が誤って「味方に爆撃」した決定的瞬間
  • 3
    エリート会社員が1600万で買ったマレーシアのマンションは、10年後どうなった?「海外不動産」投資のリアル事情
  • 4
    電子レンジは「バクテリアの温床」...どう掃除すれば…
  • 5
    ハッチから侵入...ウクライナのFPVドローンがロシア…
  • 6
    年収分布で分かる「自分の年収は高いのか、低いのか」
  • 7
    日本とは全然違う...フランスで「制服」導入も学生は…
  • 8
    「棺桶みたい...」客室乗務員がフライト中に眠る「秘…
  • 9
    「まるで別人」「ボンドの面影ゼロ」ダニエル・クレ…
  • 10
    森ごと焼き尽くす...ウクライナの「火炎放射ドローン…
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中