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中国住宅相、市場回復へ取り組み訴え 初回購入者の金利下げなど

中国の倪虹・住宅都市農村建設相は、住宅購入を促進するためには初回購入者の住宅ローン金利や頭金比率を引き下げるなど、より効果が大きい政策が必要との認識を示した。2016年3月撮影(2023年 ロイター/Kim Kyung Hoon)
[北京 28日 ロイター] - 中国の倪虹・住宅都市農村建設相は、住宅購入を促進するためには初回購入者の住宅ローン金利や頭金比率を引き下げるなど、より効果が大きい政策が必要との認識を示した。中国国営新華社が伝えた。
同相はこのほど開かれた不動産開発業者や建設会社向けのシンポジウムで、市民の住宅需要や暮らしぶり改善に対する欲求を満たす必要性を強調。
また、成約済みの住宅を確実に引き渡すために尽力すると確約し、業界関係者に住宅市場の安定的な回復のためにさらに行動するよう求めた。
新華社によると、住宅都市農村建設省は「建設・不動産業界の安定化は経済全体の回復を促進するために重要」と表明した。
倪氏は同省が建設会社や不動産開発業者に対し、家賃が割安な「保障性住宅」建設事業や都市にある農村地域の改造、公共施設の建設に積極な参加を求めたと説明。
「住宅供給サイドの構造改革を深化させ、科学・技術に基づく能力開発を強化し、住宅の質を高め、国民に良い住宅を建設する必要がある」と語った。