ガリウムなど中国輸出規制、不当な措置あれば適切対応＝経産相

西村康稔経産相は４日午前の閣議後会見で、中国政府が前日に発表したガリウムやゲルマニウムなど半導体製造に使う鉱物資源の輸出規制について、中国側に意図や運用方針を確認する考えを明らかにした。写真は、２０２３年４月５日に大臣室でロイターのインタビューに答える西村氏。（２０２３年　ロイター／Androniki Christodoulou）

［東京　４日　ロイター］ - 西村康稔経産相は４日午前の閣議後会見で、中国政府が前日に発表したガリウムやゲルマニウムなど半導体製造に使う鉱物資源の輸出規制について、中国側に意図や運用方針を確認する考えを明らかにした。

西村氏は「仮にわが国に対し、ＷＴＯ（世界貿易機関）などの国際ルールに照らして不当な措置が講じられているということであれば、ルールに基づいて適切に対応していきたい」と述べた。

日本は５月、先端半導体製造装置の輸出管理を強化する措置を公布している。西村氏は中国の規制について「（日本の措置に）関連して講じられたものとは承知していない」と語った。