ニュース速報

ビジネス

中国人の海外旅行、来年序盤にコロナ禍前水準回復へ=アゴダ

2023年06月16日(金)11時49分

オンライン旅行代理店アゴダのオムリ・モルゲンシュテルン最高経営責任者(CEO)は15日、記者団に対し、中国本土からの海外旅行予約は今年末もしくは来年序盤までにコロナ禍前の水準を回復するとの見通しを示した。写真は2022年9月、北京で撮影(2023年 ロイター/Florence Lo)

[バンコク 15日 ロイター] - オンライン旅行代理店アゴダのオムリ・モルゲンシュテルン最高経営責任者(CEO)は15日、記者団に対し、中国本土からの海外旅行予約は今年末もしくは来年序盤までにコロナ禍前の水準を回復するとの見通しを示した。現時点ではコロナ禍前の半分強にとどまっているという。

中国の渡航制限解除によって大きな恩恵を受けているのがタイだ。アゴダのデータによると、中国人観光客に最も人気のある旅行先は香港、バンコク、プーケットとなっている。

モルゲンシュテルン氏の話では、タイを訪問する中国人観光客はコロナ禍前の約80%に回復している。タイが中国からの入国制限を他国に先駆けて解除したことが、急速な回復につながったという。

タイは今年、外国からの訪問者数が約3000万人となる見通し。そのうち中国からの訪問者は500万人と見込まれている。今年これまでの訪問者数は1140万人で、訪問者の支出額は4720億バーツだった。

アゴダは米オンライン旅行・関連サービス企業ブッキング・ホールディングスの傘下にあり、バンコクを拠点に事業を展開している。

ロイター
Copyright (C) 2023 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

IT大手決算や雇用統計などに注目=今週の米株式市場

ワールド

バンクーバーで祭りの群衆に車突っ込む、複数の死傷者

ワールド

イラン、米国との核協議継続へ 外相「極めて慎重」

ワールド

プーチン氏、ウクライナと前提条件なしで交渉の用意 
MAGAZINE
特集:独占取材 カンボジア国際詐欺
特集:独占取材 カンボジア国際詐欺
2025年4月29日号(4/22発売)

タイ・ミャンマーでの大摘発を経て焦点はカンボジアへ。政府と癒着した犯罪の巣窟に日本人の影

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    日本旅行が世界を魅了する本当の理由は「円安」ではない
  • 2
    日本史上初めての中国人の大量移住が始まる
  • 3
    ロシア国内エラブガの軍事工場にウクライナが「ドローン攻撃」、逃げ惑う従業員たち...映像公開
  • 4
    中国で「ネズミ人間」が増殖中...その驚きの正体とは…
  • 5
    私の「舌」を見た医師は、すぐ「癌」を疑った...「口…
  • 6
    使うほど脱炭素に貢献?...日建ハウジングシステムが…
  • 7
    ロシア武器庫が爆発、巨大な火の玉が吹き上がる...ロ…
  • 8
    足の爪に発見した「異変」、実は「癌」だった...怪我…
  • 9
    健康寿命を伸ばすカギは「人体最大の器官」にあった.…
  • 10
    MRI検査で体内に「有害金属」が残留する可能性【最新…
  • 1
    日本旅行が世界を魅了する本当の理由は「円安」ではない
  • 2
    日本史上初めての中国人の大量移住が始まる
  • 3
    「スケールが違う」天の川にそっくりな銀河、宇宙初期に発見される
  • 4
    【クイズ】「地球の肺」と呼ばれる場所はどこ?
  • 5
    「生はちみつ」と「純粋はちみつ」は何が違うのか?.…
  • 6
    女性職員を毎日「ランチに誘う」...90歳の男性ボラン…
  • 7
    教皇死去を喜ぶトランプ派議員「神の手が悪を打ち負…
  • 8
    ロシア国内エラブガの軍事工場にウクライナが「ドロ…
  • 9
    自宅の天井から「謎の物体」が...「これは何?」と投…
  • 10
    中国で「ネズミ人間」が増殖中...その驚きの正体とは…
  • 1
    【話題の写真】高速列車で前席のカップルが「最悪の行為」に及ぶ...インド人男性の撮影した「衝撃写真」にネット震撼【画像】
  • 2
    健康寿命を伸ばすカギは「人体最大の器官」にあった...糖尿病を予防し、がんと闘う効果にも期待が
  • 3
    日本旅行が世界を魅了する本当の理由は「円安」ではない
  • 4
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い…
  • 5
    【心が疲れたとき】メンタルが一瞬で “最…
  • 6
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる…
  • 7
    間食はなぜ「ナッツ一択」なのか?...がん・心疾患・抜…
  • 8
    自らの醜悪さを晒すだけ...ジブリ風AIイラストに「大…
  • 9
    北朝鮮兵の親たち、息子の「ロシア送り」を阻止する…
  • 10
    【クイズ】世界で最も「半導体の工場」が多い国どこ…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中