経産省、「ＣＣＳ」7件を選定 事業化に向け支援

西村康稔経済産業相は６月１３日の閣議後会見で、二酸化炭素を回収して地下に貯蔵する「ＣＣＳ」のモデル事業７件を選定したと発表した。２０２０年９月撮影（２０２３年　ロイター／Kim Kyung-Hoon）

［東京　１３日　ロイター］ - 西村康稔経済産業相は１３日の閣議後会見で、二酸化炭素を回収して地下に貯蔵する「ＣＣＳ」のモデル事業７件を選定したと発表した。事業化に向けて支援する。

実証実験が行われている北海道苫小牧市での事業などが選定された。ＣＣＳは、政府が掲げる２０５０年の脱炭素化に向けて必要な事業とされ、西村経産相は、具体的なＣＣＳを開始するまでに「法制度の検討も加速する」と述べた。経産省は、２０３０年度に事業化する目標を定め、初年度に約１３００万トン、５０年には２億―４.４億トンの貯留を目指している。