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ファイザーの糖尿病薬、体重減少はノボの薬と同等=米医学誌

米製薬大手ファイザーの糖尿病治療薬「ダヌグリプロン」を投与した際の体重減少はデンマークのノボノルディスクの競合薬「オゼンピック(一般名セマグルチド)」と同等だった。写真は、ファイザーのロゴ。2020年11月9日にNYで撮影。(2023年 ロイター/Carlo Allegri)
[22日 ロイター] - 米製薬大手ファイザーの糖尿病治療薬「ダヌグリプロン」を投与した際の体重減少はデンマークのノボノルディスクの競合薬「オゼンピック(一般名セマグルチド)」と同等だった。米医学誌JAMAネットワークで22日公開された中期臨床試験の査読済みデータで明らかになった。
試験では2型糖尿病の成人411人を対象にダヌグリプロンとプラセボ(偽薬)を投与。ダヌグリプロンを120ミリグラム投与する治療では16週後に体重が平均で約4.6キロ減った。これはセマグルチドが中期臨床試験で示した体重減と同程度だった。
セマグルチドは米国で糖尿病薬「オゼンピック」として2017年に、肥満治療薬「ウゴービ」として2021年にそれぞれ承認されている。
このところ投資家の間で減量治療への関心が高まっており、肥満治療薬の市場規模は2020年代末までに1000億ドルに達すると推計されている。