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FDIC、ノンバンクとの損失分担検討 破綻行の売却促進へ=報道

米連邦預金保険公社(FDIC)は、経営破綻した金融機関の一部資産を買い取るプライベートエクイティ(PE)などノンバンクに損失分担契約を提供するかどうか検討している。ブルームバーグが5日に報じた。ボストンのファースト・リパブリック銀行の支店で3月撮影(2023年 ロイター/Brian Snyder)
[5日 ロイター] - 米連邦預金保険公社(FDIC)は、経営破綻した金融機関の一部資産を買い取るプライベートエクイティ(PE)などノンバンクに損失分担契約を提供するかどうか検討している。ブルームバーグが5日に報じた。
ノンバンクはFDICの規制対象外のため、破綻銀行全体を取得することはできないが、損失分担契約の締結が破綻行から融資や資産を買い取る誘因となり、FDICはより高値で売却できる可能性があるという。
FDICはロイターのコメント要請に返答していない。
ファースト・リパブリック銀行を救済買収したJPモルガンは、ファースト銀の全預金を引き継ぐ一方、住宅ローンや商業ローンについてFDICと損失分担契約を締結した。
FDICは先月、シグネチャー・バンクとシリコンバレー銀行(SVB)の破綻を受けて管理下に置いた証券ポートフォリオの売却に向け、ブラックロック子会社を起用したことを明らかにしている。