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ハイネケン、今年の利益予想据え置き アジアの減速を欧州が相殺

FILE PHOTO: Bottles of Heineken beer are seen at a supermarket during the coronavirus disease (COVID-19) outbreak, in Bangkok, Thailand, October 12, 2020. REUTERS/Soe Zeya Tun
[ブリュッセル 19日 ロイター] - オランダのビール大手ハイネケンは19日、今年の利益見通しを据え置いた。アジア太平洋地域で景気が鈍化する可能性があるが、欧州の回復が相殺するとした。
今年の営業利益の伸び率は1桁台半ばから後半になると予想している。
「欧州は比較的底堅く、アジア太平洋は経済成長鈍化のリスクがある」と指摘した。
第1・四半期のビール販売量は3.0%減と、同社がまとめたアナリスト予想の平均(1.9%減)を下回った。主要市場のナイジェリアとベトナムでの急減が響いた。 しかし消費者のより高価格の商品へのシフトや値上げの効果により、売上高は増加し市場予想と一致した。
欧州と米州は消費者の需要が予想以上に底堅かったが、アフリカを含む地域とアジア太平洋は「期待外れ」だったとしている。
一時項目を含む売上高は8.9%増の63億8000万ユーロ(69億9000万ドル)で予想と一致した。