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HSBCのアジア事業分離、グラス・ルイスが株主に否決推奨

議決権行使助言会社のグラス・ルイスは18日、英金融大手HSBCの株主に対し、香港のアクティビスト(モノ言う投資家)が提起したアジア事業分離と増配案を否決することを推奨した。ニューヨークの金融街で2019年撮影。(2023年 ロイター/Brendan McDermid)
[ロンドン 18日 ロイター] - 議決権行使助言会社のグラス・ルイスは18日、英金融大手HSBCの株主に対し、香港のアクティビスト(モノ言う投資家)が提起したアジア事業分離と増配案を否決することを推奨した。
香港を拠点とする投資家グループを率いる呂宇健氏は、事業分割と新型コロナウイルス流行前の配当水準回復を要求。収益の柱であるアジア事業の分離は、筆頭株主の平安保険も主張している。
グラス・ルイスは、呂氏の提案が「株主の利益にならない」と主張。「われわれの見解では、取締役会の戦略と計画が正当とみられ、(呂氏の)過度に命令的で、われわれの見解では不要とみられる提案よりも、リスクとコストを調整したベースでリターンと価値の向上につながる可能性が高い」と述べた。