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米CB消費者信頼感、2月は予想外に低下 雇用情勢は楽観的

コンファレンス・ボード(CB)が28日発表した2月の米消費者信頼感指数は102.9と、前月の106.0から低下した。ロイターがまとめたアナリスト予想は108.5だった。f(2023年 ロイター/Mark Makela)
[ワシントン 28日 ロイター] - コンファレンス・ボード(CB)が28日発表した2月の米消費者信頼感指数は102.9と、前月の106.0から低下した。ロイターがまとめたアナリスト予想は108.5だった。
低下は2カ月連続。年収別では3万5000─5万ドルの世帯を中心に信頼感が低下。2万5000─3万4999ドルの世帯では低下は見られなかった。年齢別では35─54歳で信頼感が低下した。
雇用情勢については、職が「十分」と見なす回答者の割合が昨年春と並ぶ水準に増加。職が「十分」と「就職困難」の回答から算出する労働市場格差は41.5と約1年ぶりの高水準を付け、労働市場に対する楽観的な見方が示された。
向こう1年間の期待インフレ率は6.3%と、前月の6.7%から低下した。物価上昇圧力が軽減しない中、向こう6カ月以内に高額商品の購入や旅行を計画する消費者は減少している。
ハイフリークエンシー・エコノミクス(ニューヨーク州ホワイトプレーンズ)の米国チーフエコノミスト、ルベーラ・ファルーキ氏は「インフレ率が高進し借入コストが上昇する中、家計は慎重になっているが、雇用が力強く伸びているため、家計の消費は今のところ続いている」と述べた。