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バイオジェン、23年はアルツハイマー治療薬の売り上げ寄与を期待

米製薬バイオジェンはエーザイと共同開発したアルツハイマー病治療薬「レカネマブ(米国製品名『レケンビ』)」の2023年の売上高は小幅な伸びを見込んでいることを明らかにした。写真は1月20日、ロイターが入手(2023年 ロイター/ Eisai/Handout via REUTERS/File Photo)
[15日 ロイター] - 米製薬大手バイオジェンは15日、エーザイと共同開発したアルツハイマー病治療薬「レカネマブ(米国製品名『レケンビ』)」が2023年の売上高に寄与するとの期待を明らかにした。ただ、初期費用を補うには十分ではない可能性があるという。
クリストファー・ビーバッハ最高経営責任者(CEO)はレケンビと抗うつ薬「ズラノロン」の上市が収益成長率の回復に貢献するとの見通しを示した。
レケンビは1月に米食品医薬品局(FDA)の承認を受けた。ズラノロンも年内に米国での承認が期待されるという。
バイオジェンは2023年通年の調整後利益を1株当たり15─16ドルと予想している。アナリストの予想は1株当たり15.72ドル。
22年第4・四半期の売上高は6.9%減の25億4000万ドルだった。多発性硬化症治療薬「テクフィデラ」の販売不振が響いた。ただ、アナリスト予想の24億4000万ドルは上回った。
第4・四半期の調整後利益は1株当たり4.05ドル。リフィニティブIBES予想の同3.48ドルを上回った。
バイオジェンの株価は3%超下落している。