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独BMW、インドでEV投入車種拡大を検討=現地法人社長

1月31日、ドイツ自動車大手BMWのインド子会社を率いるビクラム・パワ社長はロイターに対し、同国で高級車需要が高まる中、投入する電気自動車(EV)の車種を増やすことを検討していると明らかにした。2021年9月、独ミュンヘンで撮影(2023年 ロイター/Wolfgang Rattay)
[ベンガル―ル 31日 ロイター] - ドイツ自動車大手BMWのインド子会社を率いるビクラム・パワ社長はロイターに対し、同国で高級車需要が高まる中、投入する電気自動車(EV)の車種を増やすことを検討していると明らかにした。
「2023年末までに世界で電動車両25種をそろえる計画で、このうち約半数の12車種が完全EVになる。これら12車種のそれぞれについてインド市場への投入を検討したいと考えている」と述べた。
BMWはすでにインドでEV3車種を販売している。パワ氏は、サプライチェーン(供給網)の問題が緩和する今年は、EVが同社販売台数全体の10%強を占めるとの見通しを示した。
インド市場の大半は小型の低価格車が占め、昨年の販売台数380万台のうち高級車の割合は1%にとどまる。高級EV市場はさらに小さく、未知の市場だが、需要は高まっており、BMWは競合するメルセデス・ベンツと並んで、この需要の取り込みを目指している。
BMWの昨年のインド販売台数は前年比約35%増の約1万2000台と過去最高を更新した。メルセデス・ベンツも同国で同41%増の約1万6000台を売り上げ、過去最高だった。