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FRB当局者、来年の利下げ想定せず=SF連銀総裁

米サンフランシスコ地区連銀のデイリー総裁は16日、連邦準備理事会(FRB)による物価安定と完全雇用の二大目標達成に向けた「道のりはまだ長い」とし、来年の利下げを想定しているFRB当局者はいないという認識を示した。1月撮影(2022年 ロイター/Joshua Roberts)
[16日 ロイター] - 米サンフランシスコ地区連銀のデイリー総裁は16日、連邦準備理事会(FRB)による物価安定と完全雇用の二大目標達成に向けた「道のりはまだ長い」とし、来年の利下げを想定しているFRB当局者はいないという認識を示した。
デイリー総裁は、今週の米連邦公開市場委員会(FOMC)で示されたFRB当局者による金利見通しに言及し、「誰もが23年は金利を据え置くという考えだ」と強調した。
FRBは13─14日に開いたFOMCで、フェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を0.50%ポイント引き上げ、4.25─4.50%とした。同時に発表した新たな金利見通しでは、23年のFF金利予想中央値が5.1%となり、少なくとも0.75%ポイントの追加利上げが実施されることを示唆した。