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訂正-ディズニー7-9月期の動画会員伸びが予想超え、売上高・実質利益は低調
米メディア・娯楽大手ウォルト・ディズニーが11月8日発表した第4・四半期(7─9月)の動画配信サービス会員数の伸びは市場予想を上回った。写真は主力動画配信サービス「ディズニープラス」のロゴ。7月21日にカリフォルニア州で撮影(2022年 ロイター/Bing Guan)
(見出しの社名を「ディスニー」から「ディズニー」に訂正しました)
[8日 ロイター] - 米メディア・娯楽大手ウォルト・ディズニーが8日発表した第4・四半期(7─9月)の動画配信サービス会員数の伸びは市場予想を上回った。ただ同サービスへの投資コストが膨らんだ影響で、実質利益と売上高は予想に届かなかった。
主力動画配信サービス「ディズニープラス」の構築費用が重荷となり、ダイレクト・トゥー・コンシューマー(DTC)部門が15億ドルの赤字を計上した。
継続事業からの純利益全体は前年同期比1%増の1億6200万ドル。特殊要因を除く1株利益は0.30ドルと市場予想を下回った。売上高は201億5000万ドル、市場予想は212億5000万ドルだった。
一方、第4・四半期のディズニープラス、HuLu、ESPNプラス合計の会員数は2億3500万人に達し、前期比1460万人増加した。前年同期比の増加率はディズニープラスが39%、HuLuが8%、ESPNプラスが42%だった。
チャペック最高経営責任者(CEO)は「経済環境が大きく変わらないという前提で、DTCの営業赤字は今後縮小し、ディズニープラスは24年度中に黒字化すると引き続き見込んでいる」と説明した。
12月8日から米国では広告付き動画配信プランも始まる予定。アナリストの1人は、これで来年中に広告販売を通じて8億ドルの追加収入が期待できると述べた。
テーマパーク・エクスペリエンス・プロダクツ部門は好調で、第4・四半期売上高は74億ドルと予想を超え、営業利益は前年同期から2倍以上増えて15億ドルとなった。