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日野とトヨタを米国運送業者が提訴、トラック不正で損害と主張

8月12日、日野自動車は親会社のトヨタ自動車とともに米国で提訴されたと発表した。写真はトヨタ自動車のロゴ。昨年4月、都内で撮影。(2022年 ロイター/Aly Song)
[東京 12日 ロイター] - 日野自動車は12日、親会社のトヨタ自動車とともに米国で提訴されたと発表した。原告は米フロリダ州の運送事業者など4者。2004年から21年モデルのトラックを購入またはリースした者を代表する暫定的な集団訴訟で、過去のエンジン不正問題などに起因した損害を受けたと主張しているという。
日野によると、原告は損害賠償や売買契約の取り消しなどを求めている。請求額については裁判管轄の基準額である500万ドルを超える旨の記載はされているが、具体的な額は明らかにされていない。日野は、現時点で業績への影響は算定できないとしている。
日野は今年3月、エンジンの排ガスや燃費試験で不正があったと発表。問題を調査した外部の委員会は8月、03年規制以降の幅広い車種において劣化耐久試験で不正行為があったとする報告書をまとめた。
不正の発覚は、18年に日野の社員が米国向けエンジンで同国の法規と排ガス認証の手続きに問題があると気づいたことがきっかけだった。米国では司法省が現在も調査を続けており、同社も調査に協力している。
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