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テスラCEOの出社通達、豪富豪が批判 「1950年代のよう」

6月3日、米テスラのマスクCEOは、リモートワークに終止符を打つことの価値を巡り、スコット・ファークワー氏とツイッターで口論になった。写真はマスク氏。フロリダ州ケープカナベラルで2020年1月撮影(2022年 ロイター/Joe Skipper)
[シドニー 3日 ロイター] - 米電気自動車(EV)大手テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は3日、新型コロナウイルス禍のリモートワークという働き方に終止符を打つことの価値を巡り、豪新興企業アトラシアン共同創業者で豪3位の富豪とされるスコット・ファークワー氏とツイッターで口論になった。
マスク氏は5月31日夜に従業員宛てにメールを送り、週最低40時間の出社を要請し、従わなければ「退職したと見なす」とし、ほぼ強制的に職場復帰を義務付けた。
プロジェクト管理のソフトウエアを手掛けるアトラシアンのファークワー氏はツイッターへの投稿で、マスク氏の通達は「1950年代のもののようだ」と冷笑し、アトラシアンの「どこでも働ける」勤務体系が「継続的な成長の鍵だ」と述べた。
「われわれは、アトラシアンを26年度までに2万5000人の従業員を抱える企業に成長させることを目指している」とし、「テスラ社員で(弊社で働くことに)興味がある人はいますか」という投稿で締めくくった。
これに対してマスク氏は「この一連の投稿は、なぜ景気後退(リセッション)が重要な経済浄化機能を果たすのかということを説明している」と投稿した。