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英総合PMI、11月速報は57.7 投入価格指数が過去最高

11月23日、IHSマークイット/CIPSが発表した英国の総合購買担当者景気指数(PMI)速報値は57.7で、10月の57.8からわずかに低下した。写真は2019年9月、ロンドンで撮影(2021年 ロイター/Toby Melville)
[ロンドン 23日 ロイター] - 23日発表されたIHSマークイット/CIPSの英国の総合購買担当者景気指数(PMI)速報値は57.7で、10月の57.8からわずかに低下した。
製造業PMIは58.2で、10月の57.8から上昇、サービス部門PMIは59.1から58.6に低下した。
IHSマークイットのチーフビジネスエコノミスト、クリス・ウィリアムソン氏は、「事業の堅調な成長の持続、雇用拡大、記録的なインフレ圧力は12月の利上げにゴーサインを出す」と述べた。
イングランド銀行(英中央銀行)は今月初め政策金利を過去最低の0.1%に据え置いた。一時帰休者支援措置の終了を受けた労働市場の状況を見極めるためと説明した。
PMI調査では、雇用の純増は4月以降で最低となったが、IHSマークイットは、求人の一服でなく採用の困難さを反映していると説明した。
総合PMIの投入価格指数は算出開始した1998年1月以来、最高となった。製造業、サービスの各PMIでもコストは記録的な上昇となった。