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原油先物が下落、供給増・需要減への懸念で

15日の原油先物は下落。供給が拡大し、需要が低迷するとの見方が強まった。写真は3月1日、パリ南東部で撮影(2021年 ロイター/Christian Hartmann)
[シンガポール 15日 ロイター] - 15日の原油先物は下落。供給が拡大し、需要が低迷するとの見方が強まった。
0151GMT(日本時間午前10時51分)時点で、北海ブレント原油先物は0.58ドル(0.7%)安の1バレル=81.59ドル。
米WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)先物は0.58ドル(0.7%)安の1バレル=80.21ドル。
米石油サービス会社のベーカー・ヒューズが12日発表した週間データ(12日までの週)によると、米国内の石油・天然ガス掘削リグ稼働数は前週から6基増の556基と、2020年4月以来の高水準を記録した。原油価格が約7年ぶり高値を付ける中、3週連続で増加した。
一方、石油輸出国機構(OPEC)は先週発表した月報で、2021年第4・四半期の石油需要見通しを下方修正した。エネルギー価格の高騰が新型コロナウイルス危機からの回復を妨げ、石油使用量がパンデミック(世界的な大流行)以前の水準に戻るのは2022年以降にずれ込むとしている。