ニュース速報

ビジネス

カナダCPI、7月は前年比3.7%上昇 11年以来大幅プラス

2021年08月19日(木)00時41分

8月18日、カナダ統計局が発表した7月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比3.7%上昇と、市場予想の3.4%上昇を上回った。2011年以来の大幅な伸びとなった。住宅コストの値上がりが目立った。写真は2019年10月、首都オタワで(2021年 ロイター/Stephane Mahe)

[オタワ 18日 ロイター] - カナダ統計局が18日発表した7月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比3.7%上昇と、市場予想の3.4%上昇を上回った。2011年以来の大幅な伸びとなった。住宅コストの値上がりが目立った。

6月は3.1%上昇していた。

BMOキャピタル・マーケッツのチーフエコノミスト、ダグ・ポーター氏は「やっと一息つけると思った途端、物価の急上昇がまだ続いていることを示すCPI統計となった」と指摘。「7月の数字は予想よりはるかに大きかった」とした。

調査対象の主要8品目中、7月の価格上昇ペースが前年比で加速したのは6品目。家賃の値上がりが全体をけん引した。住宅価格に関係する指数は1987年以来の大幅な伸びだった。

中銀が景気の伸び悩みを判断する際に最も重視するCPIコモンは1.7%上昇。市場予想の1.8%上昇を下回った。CPI中央値は2.6%上昇。CPIトリム値は3.1%上昇と、1991年以来の高水準だった。

ロイター
Copyright (C) 2021 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

中国人民銀、1年物MLFで3000億元供給 金利は

ワールド

欧州にフーシ派のテロ組織指定働きかけ、イスラエルが

ワールド

タイ政府、26年度支出の小幅増計画 赤字は若干縮小

ワールド

ロシア貨物船、地中海で爆発沈没 乗組員2人が行方不
MAGAZINE
特集:ISSUES 2025
特集:ISSUES 2025
2024年12月31日/2025年1月 7日号(12/24発売)

トランプ2.0/中東&ウクライナ戦争/米経済/中国経済/AI......世界の論点とキーパーソン

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    大腸がんの原因になる食品とは?...がん治療に革命をもたらす可能性も【最新研究】
  • 2
    ウクライナの逆襲!国境から1000キロ以上離れたロシアの都市カザンを自爆攻撃
  • 3
    「腹の底から笑った!」ママの「アダルト」なクリスマストイが「誇り高く立っている」と話題
  • 4
    9割が生活保護...日雇い労働者の街ではなくなった山…
  • 5
    強烈な炎を吐くウクライナ「新型ドローン兵器」、ロ…
  • 6
    「自由に生きたかった」アルミ缶を売り、生計を立て…
  • 7
    インスタント食品が招く「静かな健康危機」...研究が…
  • 8
    「オメガ3脂肪酸」と「葉物野菜」で腸内環境を改善..…
  • 9
    ウクライナ前線での試験運用にも成功、戦争を変える…
  • 10
    コーヒーを飲むと腸内細菌が育つ...なにを飲み食いす…
  • 1
    大腸がんの原因になる食品とは?...がん治療に革命をもたらす可能性も【最新研究】
  • 2
    インスタント食品が招く「静かな健康危機」...研究が明らかにした現実
  • 3
    ロシア軍は戦死した北朝鮮兵の「顔を焼いている」──ゼレンスキー
  • 4
    おやつをやめずに食生活を改善できる?...和田秀樹医…
  • 5
    村上春樹、「ぼく」の自分探しの旅は終着点に到達し…
  • 6
    9割が生活保護...日雇い労働者の街ではなくなった山…
  • 7
    ウクライナの逆襲!国境から1000キロ以上離れたロシ…
  • 8
    「腹の底から笑った!」ママの「アダルト」なクリス…
  • 9
    【駐日ジョージア大使・特別寄稿】ジョージアでは今、…
  • 10
    北朝鮮兵が「下品なビデオ」を見ている...ロシア軍参…
  • 1
    大腸がんの原因になる食品とは?...がん治療に革命をもたらす可能性も【最新研究】
  • 2
    インスタント食品が招く「静かな健康危機」...研究が明らかにした現実
  • 3
    ロシア兵「そそくさとシリア脱出」...ロシアのプレゼンス維持はもはや困難か?
  • 4
    半年で約486万人の旅人「遊女の数は1000人」にも達し…
  • 5
    ロシア軍は戦死した北朝鮮兵の「顔を焼いている」──…
  • 6
    「炭水化物の制限」は健康に問題ないですか?...和田…
  • 7
    ミサイル落下、大爆発の衝撃シーン...ロシアの自走式…
  • 8
    コーヒーを飲むと腸内細菌が育つ...なにを飲み食いす…
  • 9
    2年半の捕虜生活を終えたウクライナ兵を待っていた、…
  • 10
    村上春樹、「ぼく」の自分探しの旅は終着点に到達し…
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中