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独ダイムラー、メルセデス・ベンツの主力高級セダンのEV版を発表
ドイツ自動車大手ダイムラーは15日、高級車ブランドメルセデス・ベンツの主力のセダン「Sクラス」で、電動版「EQS」を発表した。電気自動車(EV)のシェア争いで、大手米テスラに挑戦する。提供写真(2021年 ロイター/Mercedes-Benz)
[ロンドン 15日 ロイター] - ドイツ自動車大手ダイムラーは15日、高級車ブランドメルセデス・ベンツの主力のセダン「Sクラス」で、電動版「EQS」を発表した。電気自動車(EV)のシェア争いで、大手米テスラに挑戦する。
EQSは、メルセデス・ベンツがEV専用に開発したプラットフォームで生産する初のEV。発売は欧米で8月、中国で来年1月の予定。価格は夏ごろに発表する。
ダイムラーのケレニウス最高経営責任者(CEO)によると、半分以上の顧客がオプション装備として、1月に発表した56インチ(142センチ)スクリーン「ハイパースクリーン」を購入するとみている。同スクリーンはテスラの17インチのスクリーンよりはるかに大きい。
同氏は販売目標は明らかにしなかったが、これまでもSクラスの需要が高かった中国市場に大きく期待しているとした。
メルセデス・ベンツの営業責任者ブリッタ・シーガー氏は、EV需要の手応えが予想以上にあるとし、EVとプラグインハイブリッド車の販売台数が同社で半分を占めるめどについて、従来予想の2030年より少し早まる可能性もあるとの見方を示した。