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英消費者向け融資、10月は前年比+6.1% 18年半ば以来の伸び加速

2019年11月29日(金)19時43分

イングランド銀行(英中銀)が発表した10月の消費者向け融資(無担保)は前年比6.1%増と、9月(5.9%増)から伸びが加速した。写真はイングランド銀行。2018年8月16日撮影(2019年 ロイター/ Hannah McKay)

[ロンドン 29日 ロイター] - イングランド銀行(英中銀)が発表した10月の消費者向け融資(無担保)は前年比6.1%増と、9月(5.9%増)から伸びが加速した。前年比伸び率の加速は2018年6月以来となる。

欧州連合(EU)離脱を決定した3年余り前の国民投票以降、家計の財布の紐は固くなっている。

最近は、合意なき離脱の可能性が高まったことや、12月12日に総選挙が実施されることを受けて、家計が慎重姿勢に転じている兆候がみられる。

市場調査会社GfKがこの日発表した11月の英消費者信頼感指数は2013年11月以来の低水準となった。[nL4N2890HL]

英中銀によると、10月の消費者向け融資は13億2600万ポンド増加。ロイターがまとめたエコノミスト予想の中央値は9億ポンド増加だった。

住宅購入向けの住宅ローン承認件数は6万4602件に減少し3月以来の低水準。エコノミスト予想レンジの下限となった。

住宅ローンはネットで43億2100万ポンド増と、7月以来の大幅な伸びとなり、エコノミスト予想レンジの上限を上回った。

また、外国人投資家の英国債保有高はネットで52億4300万ポンド減少し、2月以来の大幅な減少となった。

ロイター
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