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NY連銀総裁、LIBORに代わる指標金利への迅速な移行訴え
5月24日、米ニューヨーク連銀のダドリー総裁(写真)は、世界の金融市場は、スキャンダルにまみれたロンドン銀行間取引金利(LIBOR)に代わる指標金利への安全かつ迅速な移行を継続すべきとの見解を示した。3月撮影(2018年 ロイター/Nacho Doce/File Photo)
[24日 ロイター] - 米ニューヨーク連銀のダドリー総裁は24日、世界の金融市場は、スキャンダルにまみれたロンドン銀行間取引金利(LIBOR)に代わる指標金利への安全かつ迅速な移行を継続すべきとの見解を示した。
ロンドンで開かれたイングランド銀行(英中央銀行)のフォーラムでの発言。
LIBORは2021年に廃止される予定だが、総裁は銀行や規制当局がその前にやるべきことは多いと指摘。
ニューヨーク連銀が4月に公表を始めた担保付翌日物調達金利(SOFR)については、導入に進展が見られると述べた。
総裁はその上で、SOFRを参照した先物は既に導入されているが、ターム参照レートとして成り立つためにはSOFRに基づく金融派生商品(デリバティブ)の流動性を増やす必要があると説明。「時間が何より重要だ。われわれはうまく管理していかなければならない」と述べた。
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